外食産業の人手不足による店舗数縮小のニュースを見て感じたこと | ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

大手自動車会社での30年の人事総務経験を経て,2014年にIC・行政書士として独立しました。グローバル化進展の中、業務のアウトソーシング化など荒波にさらされつつある人事総務部ですが、企業活動を支える総務系業務の重要性・専門性など日頃思うところを語ります

独立人事業務請負人(人事IC)の木村勝です。

ここのところ、アルバイト店員採用難に伴う居酒屋チェーンの店舗数縮小、外食産業の24時間営業店舗の縮小の動きが報じられています。

最近独立してから空き時間などでファミレスなどを利用する機会が増えましたが、やはり実感としても人手不足の状況を感じます。

昨日もあるレストランで食事をしましたが、業務量に対して配員不足のようで、席は空いているのですがテーブルの片づけができずにお客様を席へ案内できません。

オーダーはひっきりなしに入る中、店員は店内を走りまわっています。

店員さんも追加でオーダーされることが困る様子で、お客様の動きを出来る限り見ないように(オーダーを受けないように)目を合わせないようにしている様子が如実に感じられます。

また、券売機ではなく、店員さんがオーダーを取るタイプのお店があります。

券売機を導入しない理由としては、①お客さんとのダイレクトなコミュニケーションの機会がなくなる、②昼食時間帯などでは券売機に行列ができて混雑していると敬遠される、などの理由により、あえて券売機方式を導入していないようです。

このタイプのお店も一時店員さんの注文順番違いが目立った時期がありました。

人の確保ができずに採用後、すぐに即戦力として店舗投入されるなどの理由があったんだと思います。

”安くても味は落とさない”  ”接客サービスを第一優先”

各社それぞれのポリシーがあると思いますが、当方などはやはり極論すれば”味よりも接客”重視タイプですね。

先日TVを見ていたら、「ドリンクバー廃止、呼び出しのテーブル上のベル廃止」など、人による対面での接客重視の姿勢ロイヤルホストの取り組みが特番で取り上げられていました。

考えてみると人事など間接事務業務もまったく同じですね。

 ・”忙しいオーラー”を出して追加の業務を受けない雰囲気を醸し出す
 ・ファイリングなど5Sの不徹底、完成しないまで次の業務に着手
 ・仕事の優先順位づけ無し(やりやすい仕事から始めるなど)

人手不足の現場に接し、”人の振り見て我が振り直せ”のことわざではありませんが、自分が”アレ?”と思ったことは、逆見本として活用していく必要性強く感じた次第です。