明日はいよいよ入社式ですね~30年前の入社当時の思い出~ | ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

大手自動車会社での30年の人事総務経験を経て,2014年にIC・行政書士として独立しました。グローバル化進展の中、業務のアウトソーシング化など荒波にさらされつつある人事総務部ですが、企業活動を支える総務系業務の重要性・専門性など日頃思うところを語ります

独立人事業務請負人(人事IC)の木村勝です。

セブン&アイ・ホールディングスのように例年3月早い時期に入社式を行い、既に研修をスタートしている企業も一部ではありますが、多くの企業では、明日4月1日(火)が入社式というところが多いと思います。

今年は、ちょうど入社式と桜の開花時期とぴったり重なりました。
新入社員の皆様も満開の桜の元での入社式、思い出深い入社式になることと思います。

入社する新入社員も緊張ですが、式及びその後の受け入れ研修を担当する人事部にとっても今週は緊張の一週間となります。

 ”社長の挨拶原稿は渡っているか?”
 ”役員の最終出席確認は取れているか?”
 ”入社式会場への新入社員への入場導線は大丈夫か、エレベーターが混雑しないか?”
 ”当日の交通機関が乱れた場合の対応は検討済か?”
当日まで心配事ばかりです。

今年のように、4月1日が火曜日というカレンダーは、土日の休み明け即入社式本番というより、やはり今日(3月31日)1日があるということで気持ち的にも少し余裕が持てるのではないでしょうか。

今日は人事部の皆様、入社式前の最終確認で終日お忙しいことと思います。

振り返ると、当方もちょうど30年前の1984年4月1日に大学を卒業して社会人になりました。
世間の荒波に飛び込む不安感一杯で入社式に臨んだことを今でも覚えています。

本社での集合研修の後は、全国各地にある工場で3カ月の現場実習です。
集合研修最終日に現場実習先が知らされるのですが、このときもドキドキしたものです。

当方の場合は、まず工場実習は自宅からは通えない地方の工場での実習となり、独身寮に入寮することになりました。
今までひとり暮らしの経験がなかったこともあり、それはそれは心細い気持ちで実習先に向かったこと今でも思い出します。

3カ月の工場現場実習を終え、いよいよ正式配属先の発表です。

技術系の新入社員は、生産技術、品質管理など、ある程度自分の専攻から考えて、工場勤務もその前提に織り込み済みなのですが、事務系の新入社員は必ずしもそうではありません。

大卒事務系の新入社員は、ほとんど全員が”自分は宣伝・海外・企画部門など本社勤務だ!”と思って入社してきています。

しかしながら、人事、経理、総務、生産管理の部門に配属になったものは、再び工場勤務の可能性があります(その当時は)

当方のケースはというと---

大学時代に労使関係論を専攻していたこともあり、また人事業務に興味もありましたので、(実はショックはなかったのですが)実習先とは違う工場でしたが、工場の人事課配属となりました。

以降、人事業務に携わり現在に至っています。

最近は、採用時にある程度の職種別採用を行っている企業もあり、昔ほどではありませんが、新入社員の皆様にとっては、配属先の”宣告”は、”自分の一生を左右しかねない一大イベント”いう気持ちでのぞんでいると思います。

再来週には、多くの企業で配属先も決まり、新入社員もバラバラになっていきます。

今週一週間、であれだけ目立っていた新入社員も,いつの間にか周囲に同化し、駅もいつも通りの普段の通勤風景に戻っていきます。

4月1日を明日に控え、新入社員時の思い出雑感になってしまいました。
とりとめの無い話、失礼いたしました!