気が付けば、いすみに移住をして4年が経ちました。

4年前の今日、私は川崎市の部屋を引き払い、
いすみ市の太東埼灯台のふもとの一軒家で「いすみ暮らし」をはじめました。

少しの不安と大きなわくわくと、
そんな気持ちが入り混じっていたような、
そんな気がします。

振り返ればあっという間。

東京のOLをやめて、いなか暮らしなんて
ムボーな挑戦をした私。

農業がしたかった訳でもなく、
環境のこと、地域のこと、まちづくりに高い興味があった訳でもない。

ただ、自然に近い暮らしがしたい、
日々ちゃんと四季を感じたい、
毎日「いい一日だった」と思って眠りたい。

そんな単純なことを叶えたかっただけ、だと思う。

これといったやりたいことを持たないまま来てしまった私は、
はたしてやっていけるものかと思ったけれど、
ご縁があってシェアハウスを立ち上げて、
図書館までできてしまった。

人に胸を張って言えるような特技の術も持ち合わせてはいなけれど、
それでも「いなか暮らし」ができるんだ、と思えたら、
私のような選択をする人が増えるのかな。

「いなか暮らし」が遠い夢のようなことではなくて、
自分に近い自分ごとに思ってもらえたら
こうやってブログを書き続けた意味もあったかなと思います。

移住なんてなんだか仰々しい言葉だけど、
「ちょっと引っ越し」気分でいすい暮らしを選んでくれる人が増えるといいな。

つい先日いラ研に新しいスタッフが入ったけれど(→
彼女と話をしていると、4年前の私のようで、なんだか新鮮。
忘れかけていたものが蘇ってくる気分です。

さて、いよいよ私のいすみ暮らしも5年目。
どんな1年になるのかな。



写真は、空き家だったころの星空の家。
このころに比べるとずいぶん庭がきれいになったな~。