雨よ、降れ降れ。

いすみではしばらく雨が降っていません。
今日は降るかなぁと期待はしたものの、なかなか降らない。

あつ～い夏の間、一滴も雨が降らず、
畑の野菜も庭の草木もすっかり元気がなくなってきました。

水をやるにも限界があるし、
そろそろ雨がほしいです。

そんな中、東京では今日もゲリラ豪雨とか。

まだ東京で働いていた頃、
連日のゲリラ豪雨と雷にとても驚いていたっけ。


年々それは激しさを増し、
それと同時に夏の暑さも増していたような気がします。
クーラーなしでは寝られないそんな夜を過ごしたなぁ。


社会人になってちょうど5年が過ぎた頃だったか、
ふっと回りを見渡して考えてみたときに、
この天候は尋常じゃないと思い始めました。

そう思うと、都市的なものがすべて違って見えるようになったのを
今でも覚えています。

夏なのにクーラーがききすぎて寒いってどうなんだろう。
クーラーがあるからどんなに暑くなっても大丈夫って、それでいいのかな？
熱中症対策に、便利グッズをたくさん買うって、他に方法があるんじゃないかな？

もちろん、日々忙しくしていると、
いつもいつもそんなことばかりも考えていられなかったけど。


でも、考えれば考えるほど、
なんだか世の中がアンバランスでちぐはぐに見えてしまって、
私の中の違和感がどんどん大きくなってしまいました。

その違和感が大きくなりすぎて、
自分自身で耐えられなくなって、きっと私は移住を決めたんだと思います。


もちろん、今の暮らしはすべてが理想という訳ではないけれど、
私の中の違和感はちょっとだけ小さくなったかな。

一方で、世の中のちぐはぐに気づくようになった気がします。

ずっと昔から変わることがなかった四季の移り変わりとか、日々の自然のこととか、
何かが変わってきているのかも、と。

自分自身の違和感が小さくなった分、
世の中に対する違和感が大きくなっているような感覚。


絶妙なバランスで保たれていたものが、
どこかが過度に大きくなったり、負担がかかったりしてきているような。


それが、今のゲリラ豪雨と雨不足に繋がっているのかもしれないなぁなんて。
私は環境問題とか、自然のこととか、十分な知識を持ち合わせてはいないし、
そこまで興味がある訳ではないけれど、
こんなにも自分に身近なことになると、他人事なんていってられない気がします。


自分ひとりではどうしようもできないことだけど、
せめて私自身は、自分だけのことではなくて、
「バランス」ってことを頭のすみっこにおいて
日々丁寧に過ごしていきたいなと思いました。


う～ん、ほんと、早く雨降るといいなぁ。