ちょうど、2年前の今日、
私はいすみに移住をしました。

当時暮らしていた川崎の家の荷物をまとめ、
ちょっとの不安と、大きな”わくわく”を抱いて
新しい暮らしを始めようとしていたあの日。


ちょうど1年前の今日も、1年を振り返ってこんなことを書いてしました。
「移住をして1年が経ちました」。

考えれば考えるほど、
いすみでの2年はあっという間で、
振返ってみても驚きの連続でした。


今に至るきっかけは、東京で会社員をしていたとき。

『今』の自分を抜け出して、新しい「何か」を始めようと、
28歳の誕生日に考えたこと。


やりがいのある仕事をして、
自分にとって憧れの生活をしていたにも関わらず、
なんだか日々のもやもやが消えない。

「何かが違う」

その思いときちんと向き合おうと思った、28歳の誕生日。



その違和感を取り除くため、何をしたらいいんだろう。


海外に留学してみるか、
放浪の旅に出てみるか、
自分のやりたいことに挑戦してみるか、

色々と考えた結果、出した答えが

「いなかで暮らす」。


社会に出て、安定した収入も将来の保証もあるなかで、
再スタートを切ることは、周りから見ると、
あまりにも無謀に見えたことでしょう。

「海外留学」ならまだしも、「いなか暮らし」なんて想像すらできない。


でも、私の中ではとっても自然なことで、
多分、同じような感覚だったんです。


自分にとっての猶予は2年。

2年の間に、いろんなことに挑戦して、
3年目に入る頃に、再度考えればいいなんて思っていた。


大学生が終わる最後の年、
たった2ヶ月だったけれど、海外暮らしを経験した私は、
「留学」の終わりに待っているものを知り、

東京で働くことを経験して、
理想と現実のギャップをちょっとだけ理解した。

「なんとなく」で来てはうまくいかないであろうことを、
最初からわかっていたのかもしれません。

だからこそ、
無理せず、自分らしく、楽しみながら
向かってくるものをちゃんと受け止めながら
過ごしていけたのかもしれません。

たった2年。されど、2年。

私にとって大きな大きなこの2年間。


最初の区切りとしていた2年は終わるけれど、
私は、今までもこれからも、
この地に根を張り、大きく葉を広げていきたいと思います。



さ、新しい3年目、一歩一歩焦らず進んでいこうと思います。




$28歳からのいなか暮らし@千葉県いすみ市

予想もしていなかった古民家暮らしと、雪と梅。そんな1日。