モスクワからのニュースですが
家族保護・父性・母性・児童
に関する国家議会委員会の
ヴィタリー・ミロノフ副委員長
（統一ロシア）は、
自身のテレグラム・チャンネルで、
セルゲイ・クラフツォフ教育相に、
帝政ロシアとソビエト連邦の
スタイルで、学校制服を作る
というアピールを送ったと
述べたそうです。
自案に👏？ミローノフ下院議員
今時に制服？
「セルゲイ・クラフツォフ教育大臣に、
帝政ロシアとソビエト連邦の
学生服の最良の例の精神とスタイルで、
ロシアの学校の生徒のための
制服を創るアイデアを
評価するように依頼しました。」
とミロノフ氏↓
（尚コノデザインには
ブーイングが上がっていますが）
最近ロシア社会では、
制服の復活を求める
議論が巻き起こっているようです。
体育の時には国旗のトリコロールを
デザインしたものを
取り入れようという意見も
上っています。
オリンピック選手並みですが
制服なんて、冗談じゃない
と、一般市民はこの提案は
気に入らないようですが
でも、こんな豪華で可愛らしく
ファッショナブルな制服なら
コスプレ流行の今、結構
若者には受けるかも
しれませんね？(*´▽｀*)
日本の制服のブレザーと
チェックのスカートにくすみ系リボン
よりずっとセンスが良いですね？
流石はロシア、ソ連時代から
物はなくとも、フィギュアーの
衣装のセンス等は秀逸でした。
装飾のセンスがあるのでしょうね？
飾り方が分かっている、
制服も、可愛らしくて
素敵だったら楽しいですよ～
ただ、日本のつまらない制服
ああいうのはゴメンですが
いつも思うのですが
例えば私立の女子校など
どうしてもっと綺麗で魅力的な
校舎や内部、制服に
しないのでしょうね？
華美で結構、私立なのですから
自由な筈、だったら
素敵に装飾的にして欲しい！
つまらないコンクリートの
まるでソ連時代のあの
アヴァンギャルド建築の
悪い一般化のような
一律に単純化された
芸術性のないものをやめて
華麗に優美にしたら
どうしていけないのかしら？
ミロノフ氏に戻りますが...
「親や教師、そして
子どもたちの間で
制服の人気が高まっているため、
近い将来、制服が復活するのは
明らかです。
わが国のほぼ全ての学校には、
生徒の身だしなみに関する
一定の内部規則があり、
統一が図られています.
加えて、児童心理学者や
学校心理学者は異口同音に、
同級生の外見の統一は
子ども達の内的雰囲気に好影響を与え、
不健全な競争や家族の財産との
競争をなくすと主張しています。
わが国では、ペレストロイカと
ソビエト連邦の崩壊によって
中断されましたが、
帝国時代に遡る、
ほぼ1世紀以上に亘る
制服の伝統がありました。
生徒の外見は常に、
少年少女の最良の資質を育むように
努められてきました。
前者には男らしさ、勇敢さを、
後者には気高さ、誠実さを。」
それ故私はクラフツォフ文部相に、
帝政ロシアとソビエト連邦の
学生服の最良の例の精神とスタイルで、
ロシアの小学生のための学生服を
創るるアイデアを評価するよう
頼んだのです。」
それでは、ミロノフ氏の主張を
ちょっと画像でみてみましょう
まずは帝政期から
ニコライ１世の時代（18~19世紀半ば）
（夏）
（冬）
1764年にエカチェリーナ2世により
制定されたスモーリヌィ女子学院
その”高貴な乙女達”の制服 (1764)
乙女達の舞踊のレッスン（1831)
最優等生の与えられる
リボン、中央の
エカチェリーナ２世の👑と
頭文字のデザインが堂々と！
スモーリヌイの生徒”高貴な乙女達”
そしてこちらは19世紀の
ロシアのギムナジウムの生徒です
赤毛のアンが憧れそうな
ふくらんだ袖と
レースのエプロンが素敵です
そしてこちらは男子生徒↓
男女でパチリ📷！
ああ、これで分かりました！
ソ連時代の小学生の女の子が
茶色のワンンピースに黒の
エプロンをしていた理由が！
帝政時代のギムナジウムの
女生徒の制服の
伝統だったのですね！
こちらは1965年の女生徒↑
↓は1950年代の男子生徒
そしてこちらは
ヴァロージャ・プーチン君が
なかなか入れなかった
良い子のグループ、
ピオネール達（1987年）
同年、つまり私が留学する２年前
制服より部屋？と食事内容が心配な時代...
左の白く塗られた暖房用の
お湯の管で、靴下乾かせましたね～
何気に皆のカップに持ち手が
あるだけ、まし！
（余談ですが、当時キエフの
大修道院のカフェでは
全てのカップの持ち手が
壊されていました
持って行かれないようにです！）
ロシア帝国～ソ連～
～ロシア連邦の制服の変遷を
簡単にまとめた表がこちらです↓
（上左～右へ）
そして現在は...
2020年商工省が出したサンプル
日本の生徒達にも似合いそう
こちらは英国風↓
等々、ドレスコードはあっても
自由なスタイルで
通学しているようですが
これだけはお約束というのは
新一年生の
大きな白のリボン
ロシアで学校の制服は
統一されるでしょうか？
制服って、つまらない物なら
絶対ゴメンですが、
こんな装飾的で芸術的で
(漫画的でもある）
歴史的デザインならば素敵かも！
と思うのは私だけでしょうか？
ちょっとやり過ぎ？なミロノフさん
何だか笑えますね？
女の子の制服は小物まで
なんだか昔の着せ替え人形用の
セットみたいです！
でも芸術性あるデザインは
流石にロシアです♡
もし統一フォームを制定するなら
素敵にロシア的なちょっと
フォークロアな芸術性と
インペラートルな味もある
美しいものにして欲しいですね♡
最後に、今年創立286年になる
サンクト・ペテルブルクの
ワガノワ・バレエ・アカデミーが
採択したレッスン時のフォームを
ご紹介します
こちらは下級生用です↓
ツィスカリーゼ校長（左）もご機嫌♡
尚ウラル音楽学校の男子生徒達は
コンサート出演の際には上下黒
と決まっているようです。
（あら、ゴーシャ君だけ白シャツね？）
因みに校長のアルハンゲリスカヤさんは
とあるPTAで、こう言い渡していました。
「女の子達、みなさん、
長い髪は綺麗でいいわね？
でも授業中、コンサートでは
肩まで届く髪は、必ず結ぶか、
お下げにしなさい。
後ろの人が迷惑しないように」
ですって、呆れました！
ここは日本の女子高か？！
髪が届く程密接して
座るか？
こういう下らない事を
言う校長こそ、
管理主義で権威主義
因みに校長先生の髪型は
ベリーショートでした！
どうなることやら
ミロノフ案↓
イワン雷帝風帽子、流石です！
ロシアの下院議員！
ここまで決めれば宝塚、
いやロシヤヅカ！