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一番大切な君⑥

ファミレスで酔いを冷ました後、泥酔女子を送る為に運転していた車中で"君に連絡先を聞いていない事"に気がついた。


「!!?」って思ったが既に遅し。電話番号を知りたいってだけで、後ろで眠っている彼女を起こす訳にもいかない。ヒデも彼女を抱えながら寝てた。(何やってるんだろ俺)


地図を見ながら徘徊し彼女の家に無事到着。
彼女は少しは良くなったものの、まだ気持ち悪そうだ。途中で吐きそうと何度も車を止めていた。車内で吐かれたら涙ものだ。

ふらふら~と家に入っていく彼女に君の連絡先は聞けなかった。
そもそも、本人に聞いて無いのに他人に聞いて電話するのはルール違反だよね。


心の中で都合の良い言い訳を作りながら自宅へと車を引き返した。

一番大切な君⑤

合コンもお開き。
知らないうちにヒデはお目当ての子が出来たらしく意気揚々としていた。

幹事が盛り上がっちゃってるもんだから、俺が男性陣から会費を回収し精算。俺も君と話していたかったんだけどバタバタしてしまった。これは誤算だった。

もう一つの誤算。
ヒデの目当ての女の子が酒に呑まれて、一人では歩けなくなっていた。それならばヒデが電車で送って行ってやれ!となる訳だが、彼女の家がローカル路線の上に終電ギリギリ。歩けない彼女を抱えながら駅に向かったのだが間に合わなかった。

そんな事をしている間に君の終電も近付いてきてしまった。走らないと間に合わないらしい。
俺は君を送ってあげたかったが、ヒデだけで運べない彼女をどうしても放っておけなかった。
そして当時、俺は仲間内で唯一自分の車を持っていて、酔いを冷ましてからヒデと共に車で送っていく事になってしまったんだ。

そう、君に連絡先を聞かずに。

一番大切な君④

待ちに待った合コンの日。
その日はとても寒い夜で、意気込んで早めに到着してしまった俺は凍えて待っていたよ。とにかく寒かった。

待ちに待った女性陣が到着し、俺は君を探した。ヒデに「お待たせ」って挨拶している女性。そう君を。

君は想像通りの女性だった。合コンの最中も皆の飲み物を気にしたり、引っ込み思案の女の子に話を振ったり。優しい子だなぁ~と思いつつ、気を使い過ぎじゃないか?とさえ思えてくる。

君と話したいが為に、その役を俺が半ば強引に変わったけど、今考えてみたら無意味だよね、俺が変わっちゃ。

結局、落ち着いて話せたのはマッタリしだした終盤だったね。
そこで聞けた事"ヒデとは付き合っていないし友達になっただけ"というのは嬉しかったな。酔いが一気に冷めた。
この事はヒデからも聞いていたけど、君から直接聞けた事が嬉しかった。もうすでに君に恋していたから。

今日初めて会ったのに恋をしているなんて、君からしたら気味が悪いよね。そう思うと行動に移せなかった。意気地が無いとも言えるんだけどね。

俺は帰りにコソっと連絡先を聞こうって決心した。