こんにちは！

ブログ投稿3日目です！

今日のテーマは論文！

Circulation 2020/8/11掲載の論文です

The Safety and Efficacy of Aspirin Discontinuation on a Background of a P2Y12 Inhibitor in Patients After Percutaneous Coronary Intervention.

ACSや安定狭心症に対してPCIを施行後に、DAPT (アスピリンとP2Y12拮抗薬)内服は広く行われているが、アスピリンを中止することで出血リスクを低減できるのではないか? という疑問を5つのstudyをメタ解析することで行った。

5つのstudyは、1ヶ月もしくは3ヶ月で単剤に変更するという介入を行なっていた。

早速ですが、結果は、↓↓↓

table3の様に、単剤に変更した方がDAPT群よりも有意に出血リスクが低いということであった。

一方、major adverse cardiovascular event(MACE)は差がなかったという結果であった。

5つのstudyそれぞれの結果は、↓↓↓

出血リスクは有意に低減し、MACEリスクも有意差なかった。

ACSに限定した結果は↓↓↓

ACSに対しての結果である。

上と同様に、出血リスクは低減し、MACEリスクも増加させるものではなかった。

重症例は除外されている可能性もあるため、適応には注意が必要であるし、

選択バイアスあるので、さらなる研究が必要かもしれない。

日本のガイドラインでもde-escalationと言われるような、時系列的に単剤に変更することが好ましいという傾向にある。

それだけP2Y12阻害薬が優秀ということか？

アスピリンにはNSAIDs併用による出血のリスクもあるとか。

また、この内容の論文も取り上げます

今回は論文でした。

明日は、白血球①の続きですのでお楽しみに

最後までお読みいただきありがとうございました

終わり。

【論文】PCI後のDAPTにおけるアスピリンの休止について