リセッツで根強い人気を誇る『昔ながらのおんぶ紐』。

長~い生地でできた紐は、胸の前でばってんにするので、赤ちゃんとお母さんがしっかりと密着できます。

しじら織りのおんぶ紐は8色あります。ですから、色を選ぶのも楽しみの一つ。
「スリングは水色だったから、おんぶ紐はピンクにしよう~」
「しじら織りの黄色のスリングをしている人を見かけたらステキだったので、おんぶ紐は黄色にします。」
などと、お客様との色選びも私の楽しみになっています。

スリングでもおんぶはできると謳っていますが、私自身スリングでのおんぶはなかなかうなくいきません。


ある程度大きな子で、しかも短時間ならできますが、長時間となると体が疲れてくる。


それに子供が大人の背中で結構自由に動けるんです。それがいいのかもしれないけれど、家事をしている間に動かれると、ちょっと困る・・・。う


まくできないので、つい前かがみになってしまい、腰も痛い・・・。ということで、リセッツではスリングのおんぶはあまり勧めておりません。アドバイスするほうが納得できないと、アドバイスにも何にもなりませんから


また、日本人の体型には、スリングでのおんぶは難しい、という見方もできます。


スレンダーな体型の方が多い日本人の方には、紐で、自分と赤ちゃんを結ぶ、という方が理にかなっているのだと感じます。

日本には昔から「おんぶ」という文化があります。私も親におんぶされて育ちましたし、妹たちが親におんぶされている姿を見て成長し、そして親になったときも何の抵抗もなく子供たちをおんぶしました。


「おんぶ」というものは、子供と大人が一体になり、お互いが安定し心地よく、そしてそのまま家事にに専念できるものだという思いがあります。


ですから、スリングでのおんぶは私自身が慣れないし、どことなく心許ない感じがするのでしょうね。

市販されているリュックタイプのおんぶ紐で、辛い思いをされているお客様が多く、私もあれには泣かされた過去があるので、いつの日か昔ながらのおんぶ紐を商品化すると心に決めておりました。

商品化してから、おかげさまで何本も世に出ております

お買い上げの時には、一緒に練習しましょう。何度か使うと、上手に使いこなせるようになります。
おばあちゃんに使い方を教えてもらった、というお客様もおられます。


スリングでの抱っこには眉をひそめるおばあちゃんたちも、長い紐でのおんぶにはすごく好意的だったりします。


古きよき伝統と、新しい風。気軽にスキンシップを楽しめる「抱っこ」や「おんぶ」は、いい道具を選んで練習して、快適に使いこなしましょう~。