この記事は私が某大手通販サイトに投稿した「キラキラハッピー★ひらけ!ここたま」のDVD-BOX(作品内容)に宛てたレビューだ。
万が一、億が一、削除される可能性もあるので、ここにバックアップを取っておこうと思う。

ーーー以下、レビュー内容ーーー


前作「かみさまみならい ヒミツのここたま」は、女児向けアニメだが、主人公の女の子・四葉こころちゃんのパートナーここたま・ラキたまの性別を男の子にし、「ヒミツのここたまを観ている女の子と、一緒になって観ている兄弟や親御さん」も楽しめるよう、間口を広めていた。
内容も非常に心温まる、老若男女全てが楽しめる、どこに出しても恥ずかしくない真の「万人向けアニメ」だった。
事実、好評につき「ヒミツのここたま」は139話も続き、映画化もされた。

そして、「ここたま」は当レビュー作品のように、いちブランドとしてシリーズ化された。
ところがどうだ。「ひらけ!ここたま」はより女児向けに先鋭化し、人間キャラの出番を激減させてしまった。

「人間に大切にされた物から生まれて、人間に陰ながら恩返しをする神様」が"ここたま"という存在なので、人間とここたまは切っても切れない関係にあるのだ。
そこのバランスを当レビュー作品は崩壊させてしまった。
簡潔に言えば「前作にあった、ここたまという作品の魅力が殆どスポイルされてしまった」のだ。

同じバンダイ繋がりの他作品に触れるが、スーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズの変身アイテムのように、当レビュー作品のメイン商材のハウス玩具は音声ギミックを取り入れた。そして、次々と乱発して発売されるここたまドールは「ハウス玩具の音声を鳴らすためのトリガー」と化してしまったのだ。

前作の商品展開は慎重で、「細く長く、末永く愛されるIPを目指している」ことがいちファンとしては推察できた。
「家族でみんなで楽しめる作品」だった前作は、親御さんがお子さんに玩具を買ってあげたくなる心象を良くしていたはずだ。
しかし、当レビュー作品は商魂を剥き出しにしてしまった。

実際の当レビュー作品の売上は知る由もないが、139話続いた前作に対し、映画などもなく55話で終わってしまった事から結果は推して知るべしだろう。

余談だが、この次のここたまシリーズは「モノのかみさま ここたま」というwebアニメになり、遂には「ここたま契約者」の存在すら抹消してしまった。最早、本末転倒という生温い表現では形容しようがない。

この当レビュー作品を期に、「家族みんなで楽しめる、ここたまブランド」は失墜してしまった。
「かみさまみならい ヒミツのここたま」の大ファンだった身としては、もう涙すらも出てこない。

ーーー以上ーーー