DOWAホールディングス傘下で廃棄物処理・土壌浄化・リサイクル事業を手掛けるDOWAエコシステムは、シンガポールの貴金属回収・精製工場で本格稼働を始めた。シンガポールや東南アジアのDOWAグループ各社と連携しながら市場開拓を進める。既存の日本、中国の拠点と合わせて3拠点体制を整え、アジアの貴金属リサイクル事業を拡大する。
シンガポール工場は、西部のジュロン地区にあり、敷地面積は1万5000m2。金、銀、パラジウムの精製など、貴金属と非鉄金属のリサイクルを行う。シンガポールは、政府が半導体産業を誘致していることから、日系企業をはじめ電子部品関連企業が多数進出。廃電子機器の市場は東南アジアで最大規模となっているため、大きな需要が見込まれる。
シンガポールで既に有害廃棄物の収集・運搬と処理事業を展開しているDOWAグループ企業と連携し、廃棄物の適正処理と貴金属リサイクルへの顧客ニーズに対応していく。シンガポール以外の東南アジア地域では、近隣のタイ、インドネシアにある廃棄物処理、土壌浄化事業の各拠点とともに、全域で積極的に貴金属リサイクル事業を推進する。
DOWAグループが東南アジアで進めてきた廃棄物処理、土壌浄化に貴金属リサイクルが加わり、きめ細かなサービスを幅広く提供できるようになった。総合的に環境・リサイクルに取り組み、東南アジアでの事業を一層強化する。DOWAエコシステムは、今後も成長が予想される東南アジアと中国を中心にしたアジアでの事業を通して、各国の環境問題解決を図る。
(日経BP環境経営フォーラム)