fb9bbeec.jpg美貌のエリート銀行員の妻と、オタクで冴えない翻訳家夫が織り成す、「家庭のあり方」及び「子育て」コメディ。

数年前にNHKでドラマ化され、主人公は年収6000万円の外資系銀行員、川原亜矢子が演じたそうです。
オタク夫は筒井道隆。

川原亜矢子はぴったりだけど、筒井道隆ではかっこよすぎ。
惚れてまうやろ~の人とか天津向とか、気持ち悪い系の人のほうがイメージです。


原作は、エリート銀行員と言っても国内信託銀行なので、年収は800万円。

そう、NHKはとんだミスを犯しているのだ。
年収6000万円なら、家事一切をお手伝いさんに任せられる。
夫が面倒みながら、保育園探しに奔走することもなく、一時間2千円のベビーシッターを雇えるのだ。
マネーの力で大半のこの物語の愚痴は解決される。

年収800万円。
十分に高額だが、お手伝いさんを雇ったり、シッターつけられるほどではない。一般的?な男女逆転だからこその揉め事なのです。


この物語、妻もたいがいだが、夫に嫌悪感を抱く。

私はやっぱり、人とのコミュニケーションが苦手、って堂々言う「大人」が、苦手。
今までの人生で努力してこなかったの?!
という感じ。
得意っていう人も嫌だけど・・・。


とりあえず、面白いです。
出産・子育てって大変だなあ~すごいな~と勉強にもなります。
484c7049.jpg読後感最悪です。

湊かなえの「告白」とよく似た感覚でした。

絶望のスパイラル、苦手分野の物語なのに、読んでしまいました。
最悪!!


何か素敵な物語を探しに、また図書館へ行ってきます・・・。
25ab13ff.jpgこの間、「かたみ歌」を読んで怖がっていたのに・・・。

著者の直木賞受賞作品です。

おもしろかったけど、やっぱり怖いっ!
ホラー・・・。


舞台は昭和40年代ぐらいの大阪です。

差別問題にも切り込んでいるし、大阪の、いまもあるT新地なんかも描かれていて、東京の人には分かりにくいそしてびっくりなところもあると思います。


人は人を差別する。
大なり小なりそれはどこにでもあふれていて、
「優越感」ってじつはその正体ではないでしょうか。

絶対によくない、気をつけよう、ときちんと思える大人になりたい。

こちらはそれぞれのお話の読後は、前向きなものなのでおすすめですよ~。