さて、前回の続きであります。

大きな転機とは。

 

【生産工場設備そのまま手に入れる】

設備といってもたいしたものではありませんが、今現在稼働している工場をそのままお譲り頂けるという内容の打診が…

しかも熟練職人さんも残ってもらえる。

これは願ったり叶ったりです。

なぜなら自社工場をもつというのは私がエアロ業界に勤めて以来ずっと夢見てきた事であり、自社工場が有れば、本当にやりたい事を推し進めていける自負があったから。

ただそれなりの資金も必要だったので、売れるもの売ってお金に換えました。

当時乗っていたR32GT-Rもエアコン修理したて、エンジンO/Hしたてにも関わらず手放す事に。

(約1年前に手に入れた時は結構程度の良い個体だったんですよね。フルノーマルワンオーナー無事故…フルノーマルは一瞬にして500馬力仕様に変えてしまいましたが)

 

やりたかったんだからやるしかない。

他人にこれをやるべきと、ずっと言ってきた事をやらないのはおかしな話ですよね。

財力があればあれもこれも手を出せるんでしょうけど、私はそうじゃないから我慢すべきは我慢します。

とはいえ、業績の良い工場なら普通は手放さないですよね。

鬼が出るか蛇が出るか…

1年半後の自分がこのブログを書いていて改めて考えてみたのですが、この選択は間違いじゃ無かった。

ただ、経験したことのない悩みでちょっと苦労するかなっと。

今まではメーカー側の立場から一方的に物事を考えて、その中でより良いものや方法を見出そうとしてきましたが、その意見が職人さんには受け入れてもらえない…いざ製造側に回るとこちら側の都合ってもんがあるんですよね。

いやいやそんなの当り前って思われるかもしれませんがその言葉の真意に気付いてない人が多いのも事実。

幸いにもどちらの立場も理解できる環境が得られた事で、より深く考え今後の展開に生かす事が出来るようになりました。

(100%手作業なのでモノの良し悪しは職人さん次第かと思いがちだけど、生産型の精度に依存することがほとんど。生産型のアラを職人さんがカバーする感じですね)

 

 

もちろん自分とこの職人さんにはメーカー側の気持ちを明確に伝え、より良いモノづくりを目指してもらえる様に意識改革を促しました。

(結構言い合ったりしましたが今ではご理解いただけています)

そんなこんなでエアロ屋として少しずつ地盤を固め、前進するのであります。

 

しかしあれですね。

思い出を語るには時間が掛るもんですね。

いつになったら現代に追いつくのか…