さぁ今年中に良い出逢いをしましょう
東京の結婚相談所Repre（リプレ）です
今年もプロ野球日本シリーズが始まりました
昨日のマー君はすごかった
素人目に見ても、あのインコースのストレートはすごい！
1勝1敗の五分で、明日から東京ドーム楽しみですね。
よく、スポーツの試合で、
○○には魔物が棲んでいる
とか言いますよね。
僕は日本シリーズで魔物を見たことがあります。
あれは、1990年西武対巨人の日本シリーズ
秋山・清原・デストラーデの強力クリーンナップで
黄金期を迎えていた西武ライオンズに対し、
桑田・斉藤などセリーグの防御率上位4名を揃えた
読売ジャイアンツの一騎打ち。
１～2戦は西武の連勝。
最高のテンションで、本拠地西武球場（現、西武ドーム）
に帰っての3連戦。
僕は、この試合の警備員のアルバイトをしていました。
当時の僕は、毎日が生き残りを考えるほどの貧乏で
（詳しい話はコチラ）
日給1万円、つまり3連戦で3万円は
当時の僕にしてはありがたいバイトでした。
このバイトで3万円を手に入れて
10月の家賃が無事払える計算だったのです。
迎えた第3戦、またも西武が勝利し3連勝で大手。
しかし、4連勝で日本シリーズが終わったことなど
1960年以来、30年は無かった事なので
この時点ではまったく考えていませんでした。
そしてあの第4戦
忘れもしない5回裏の西武の攻撃
清原とデストラーデの連続ヒットなどで同点とし
後続も続いて一挙６得点。
「おい、マジか・・・」
バイトの警備などそっちのけで巨人の応援を始めました。
あやうく西武側のスタンドで、
クロマティの応援歌を歌いそうになるほど心は巨人ファン。
なぜなら、西武の4連勝で終わってしまえば
西武球場での第5戦が行われなくなってしまうのです。
そうです、そうすると僕の給料は
3万円ではなく、2戦分の２万円しか入らない。
まったく想定外の出来事です。
しかし、あの5回の攻撃で巨人の心はへし折られ
その後はまったく試合にならず
7対3で西武の4連勝、日本一が決まりました。
3塁側ベンチ前でうなだれる巨人の選手と
1塁側スタンドでうなだれるバイトの僕。
10月２４日夕闇せまる埼玉県の山奥は
寒すぎる風が吹いていました。
僕は日本シリーズの魔物にやられてしまったのです。
バイトが終わり、給料を貰いサインをする時
もしかして、「村木君は生活が大変だから3日分ね」
なんていう事を考えたのも0.5秒
封筒の中には、きっちり2万円が入っていました。
「これからどうやって飯食おう・・・」
優勝の余韻に浸るたくさんの西武ファンの方々と、
同じ電車に乗り武蔵関のアパートまで帰りました。
勝負事には、予測できない結末が訪れる事があります。
思わぬ幸運もあれば、思わぬ落とし穴も
女神に合うか、魔物に合うかは
日頃の行いなのか、成長のための試練なのかは分かりません。
しかし、確かな事は
未来の出来事に絶対はないという事。
絶対上手く行く事もないし、絶対上手くいかない事もない。
どんな状況になったとしても、対応できるイメージを
持っている事が大切だと知らされた19歳の秋でした。