大学生の頃に美容部員のアルバイトをした事がきっかけで20歳の頃から開きたくて仕方がなかったエステサロン。

勉強もあまり好きではなく、本気で何かを頑張ったことがなかったので
『何か一つ、頑張ってみよう』
そう言った気持ちでサロンを
開くまでやってきました。

20代前半で病気になってしまい、入院を何度かし、酷い時は歩くのがやっとで、信号を渡り切るのもやっと、走ったりすることが夢のまた夢という状況の中、セラピストの仕事に出会い

普通に日常を過ごせるまでに回復し
念願だったホテルスパで働けた時に

『ここまで来たのだし、人生の中で一度は自分の好きな事をやりたい!!』

そう思ってお店を開きました。

まさか新規のお客様がいらしてくださるとは
自分でも期待していなかったので

ご予約を頂けて、しかも3年目に入った
今日までリピートして下さる
お客様がいらっしゃり

『エステサロンは1年で60%が廃業する』と言う現実ですので『1年持つかな』とかそんな事を毎日考えながらいた中で、足を運んで下さり、そして来月、再来月のご予約まで入れて下さっていたお客様のお陰でモチベーションを保ちここまで来る事が出来ました。

そんな中で今回、閉店をすると言う選択を
しましたのは、

結婚を機に引っ越しをしたりと
生活にも変化があり

(主人の帰りが毎晩夜中の1時頃、そこからご飯を食べて...と、私も最終のご予約を頂けたときは家に着くのが12時過ぎと言った感じで

次の日また5時半、遅くても6時半に起きて家事をして仕事というような生活ペースでして)

忙しい?毎日を送る中で、一度、
『お店を続けていくのか』
という事を考えた時に

最終的に出た結論が『私は頑張った』
という気持ちでした。

勝手ながら『お店を経営する事に満足した』
という結論に達しました。

普段、お客様から『良かった』というお言葉を頂けた時に『頑張って良かったな〜』としか思う事はなかったのですが、素直にそう思いました。

『サロンをやめて家庭に専念します!!』
という気持ちとはまた少し違い

その都度、やらなきゃいけないこと、
大切な事は変化していくんじゃないか、
という風に思いまして

正直、サロンを開くのに
私からすればかなりの額のお金を働いて貯めて、自分で開いたので、
最後は自分で決断しようと思い

一旦サロンは閉店させて頂く運びとなりました。

1件1件のご予約に対し私の中では毎回真剣に向き合い、やらせて頂いておりましたが

そのように向き合う事が出来ましたのも、
お客様がサロンに足を運んでくださったからこそです。

そして、この仕事に就くきっかけ、そして技術接客を教えて下さり、サロンを開くまでも、そして開いてからもいつも親身になり
色々と教えて下さった
メアリーズボーテ目黒店の西尾先生

サロンを開いてから色々と真剣にアドバイスをくださった方々にも
本当に感謝の気持ちで一杯です。

またセラピストになってからあまりに忙しい日々が続いており、それを裏で支えてくれた両親にも感謝しないと...と思っています

今は閉店という形となりますが、
また何処かでセラピストとして復帰して施術をさせて頂ける機会がございました際は
是非宜しくお願い致します。

本当にありがとうございました。

Repos Futakotamagawa 山本りさ