こんばんは。
ご無沙汰しております。
村上春樹さんのデビュー作『風の歌を聴け』
僕がついた、たったひとつの嘘とは結局何だったんでしょうか?
愛している、というのが嘘だと思っている方が多いようですね。
でも、ぱんだは思うんです。
「僕」は自殺してしまったガールフレンドのことを真剣に愛していなかったら、
果たしてこんなに苦悩しているだろうか?って。
僕は半分しかしゃべらないことにしていつの間にか半分のことしか語れなくなってしまった自分を発見します。
そして、いつも聞かれないと大事なことはしゃべれません。
小指のない女の子にも、直さないと後悔するわよ、と指摘されていますね。
原因は幼少期に人のコミュニケーションに絶望したことだったりするかもしれません。
とにかく、つまり、彼は大事なことをうまく人に伝えられなくなっているのです。
愛する人にさえ愛してるとうまく伝えることができなかった。
そして、彼女が自殺したのもそのことに原因の一端があるかもしれない。
結果的に愛している人を死なせてしまった。
そういう苦悩なんじゃないかなと思います。
愛していたと直接書いてなくて、非常にクールに見えるから誤解されてしまうけれど。
声高に悲しいと叫ぶのではない、抑制された悲しみを感じます。
以下のブログではちょこっと補足を書いているので、ご興味ある方は読んでみてください。
http://report111.seesaa.net/