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村上春樹さんの作品を語りたい人のブログ

主に村上春樹さんの作品についての感想を書いたり、(畏れ多くも)考察・解釈をしちゃう、まだまだ修行中、でも100%の村上春樹なブログ。

村上春樹さんの処女作『風の歌を聴け』で、
僕が彼女についたたったひとつの嘘とは何だったのか?

前回ちゃんと書き忘れてましたが、嘘はずばり子どもが欲しいということです。

理由は長くなるので、またちょこちょこ書いていきたいのですが、
少し挙げると。

僕はジェイに子どもは欲しくないんだ、と言っています。

僕がジェイに嘘をつく必要はありませんね。

また、この点に関して年齢的に考えが変わったなどということもなさそうです。


ここで、じゃあ

3人/女が2人に男が1人

と、僕がついた嘘が2つになるじゃん!


と思われる方もいらっしゃるかと思いますが。


そもそも彼女は「子供は欲しい?」という質問をしていません。

子供が欲しいのが当たり前、という前提でいます。

なぜ彼女がそういう立場なのかは別の機会に言います

だから「…子供は何人欲しい?」と聞くわけです。

子供が何人欲しい?と聞かれて、
僕は「欲しくない」と正直に答えられなかった

なので、その内訳についても付随したひとつの嘘として見ることができます。

つまり嘘は「3人」「女が2人に男が1人」という具体的な台詞というよりも

僕が「子供が欲しい」ということ


と言えるのではないでしょうか。


※ちなみに彼女が疑いだすきっかけとなる「言い忘れてたんだ」が嘘だと
思われる方がいるかもしれませんが、こちらも本当です。

小指のない女の子の家でビーフ・シチューをごちそうになったときに、
いつも肝心なことだけ言い忘れる、と言っています。
僕はそもそも嘘をつくのが嫌いなので、この台詞を疑う必要はありません。

また、前回の記事でも書いた通り、
僕は思ったことの半分しか言えなくなってしまっている
ということにも起因しています