12/25のクリスマスの前夜に
サンタクロースという白いひげのおじいさんが
良い子にプレゼントを持ってきてくれる。

そんな噂を耳にした、れぴこちゃんは
うきうきと鼻歌まじりで、
大きな靴下を用意していました。
その様子をトムさんは怪訝そうに眺めています。

「ニャー?(何してるの、の意)」
「サンタさんが来てくれるようにくつしたをよういしてるんだよ♪」
「ニャ、ニャー(サンタなんかいないよ、の意)」
「サンタさんはいるもん。
 れぴこ、良い子にしてたからプレゼントをくれるんだもん」

「ニャーニャー(いないさ。おもちゃやおかしが
 たくさん売れるように、って大人が仕組んだ噂だよ)」

「もー!どうしてそういうこと言うのー?トムさんのいじわるー!」
「ニャー(やれやれだぜ、の意)」

そう言うと、トムさんはあきれたように
れぴこハウスから出て行ってしまいました。


そして12/24クリスマスイブ…
れぴこちゃんは、はやる気持ちをおさえながら床につきました。

「サンタさん早く来ないかな…」

うとうと。
本当はサンタさんに会って、
トムさんにもサンタさんが
ちゃんといることを教えてあげたかったのですが、
そこは五歳児。眠気には勝てません。
そのうち、スヤスヤと寝入ってしまいました。

-深夜------------------------------
れぴこハウスにうごめく怪しい陰…
丸まった背中はサンタクロースのおじいさんのように
見えなくもありませんが、
その背中には大きな袋は担いでおらず、
代わりに長いしっぽのようなものがゆらゆら揺れていました。
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朝、目が覚めるとれぴこちゃんの用意した靴下には
たくさんのあめ玉が入っていました。
れぴこちゃんの大好きなイチゴ味のあめです。

「わぁい!サンタさんやっぱりきてくれたんだ!」
「ニャー(やれやれだぜ、の意)」

はしゃぐれぴこちゃんを横目に
そう言うと、トムさんはまた眠ってしまいました。
れぴこちゃんは気がついていませんでしたが、
靴下には白いふわふわの毛が少しだけついていました。


つづく(かもしれない)
※このエントリーは大部分フィクションです。