一夜干しでもダメですか
「暑くて、暑くて、ふがぁ~~。」

「いいから、どうぞゆっくり寝てて。」
「でも、目を閉じてくれるかな。 恐いし・・・
」
・・・・・・・・
・・・・・・5分後・・・・・
「きっと、暑いというだけで疲れるんだね。」
「そうか、君はこうやって・・・・、耳が立ってしまうってわけか・・・・」
「寝ながら、ひゅるる~オバケ の練習もしつつ・・・」
「しっぽは、隙間に埋めて・・・・」
「足は、背もたれにピタッと密着・・・」

「なかなかな見事だ
」
・・・・・・・・・・・・・・・・
「しかし・・・、残念ながら・・・・、」

「全体的には
・・・・・」

「かなり、まずそうだ
」
「すぅ~ぴぃ~
」
もっと大切なものがあるんです
「社長と、お祖父ちゃんのお墓参りに行ったんですよ。」
「生前、いつも僕に大好きなサツマイモ
をくれたお祖父ちゃんです。」 プースカ課長と呼ばれるようになったのはこの頃です・・・
「ここ小平霊園は、とっても広くて綺麗なところです。 記念に、お祖母ちゃんへのお土産の・・・・」
「幸せのクローバー
を一生懸命探したんですけど、無くて・・・・・。」
いや、課長がかじったから無くなったんです・・・
・・・・・・
・・・
・・・
・・・
・・・・・・
「あっちでもお参り。 こっちでもお参り。」
「お祖父ちゃんは、本当は、どっちにいるんでしょねぇ~?」
「って社長に訊いたんですよ。」
「そしたら・・・・、」
「そこに~私は~いません~
って歌ってごまかしましたよ・・・。」
「でも、まぁ、僕にとっては・・・・」
「どっちでもいいんですぅ」
ここだけの話ですが
「ここだけの話にしてもらえますか?」
「僕は、社長に洋服を着せられるとき、ちょっと・・・」
「反抗したくなったりします・・・・。」
「こうやって、歯茎むき出し星人になってみたり・・・・。」
「あっ、僕の歯茎には、斑点があるんですよ。」
・・・・・・・・・・・・・・
「それから、大きくのけぞって、ガウガウ怪獣
になってみたりもします。」
「あっ、このとき、ベロをひっくり返すと、迫力が増しますよ。」
「でも、こんなふうにしても、社長は僕に・・・・・・、」
「洋服を着せようとして・・・、無駄な抵抗するなと言います。」
「はい、社長だから仕方がないんです、課長さん的には・・・・。」
「だから・・・」
「ときどき・・・・・・」
「こっそり・・・・・・・・・」
「カトちゃんぺ」
「ここだけの話ですよ
」














