開発企画室 Mr.Kの開発モノローグ :: 第5話「REONESS」の由来と開発への探究心
2016年より心機一転、物造りパーツメーカーとして生まれ変わった私たちは多種多様なゴルファーに1人1人ベストなクラブを届けたいという思いを込め「REONESS」というブランド名をスタートさせました。 RE・・・Regalo[レガーロ](伊)※(意味: 贈り物) ONE・・・One(英)※意: 1人SportS・・・SPORTS[スポーツ](英語)の頭文字と語尾のS つまり、ゴルフ(スポーツ)において、アンダーでラウンドするレベルのゴルファーから初めてゴルフをする人までをも満足させるという思いを込め、REONESS(リオネス)という造語を生みだし、ブランドを立ち上げました。 サブタイトルの “AS One Likes” は「思うがままに」の意味。 プレイヤーのポテンシャルを最大に引き出すクラブ作りに専念して参ります。このブログの筆者でもあるREONESSブランドの開発者“Mr.K”は、地クラブ市場に参入して3年の間、色々なことを学びました。 地クラブ市場に飛び込む前は、某大手メーカーのサポートカー(量販、専門店イベン向け)の中でクラフト技術を磨き、アベレージゴルファーからプロまで、日々フィッティングとクラブアッセンブリに明け暮れる毎日を過ごしておりました。 (Mr.K & 小達プロ)その経験を活かし、クラフトの立場からから見た、また某大手メーカーで学んだ知識を存分に活かし、クラブ製造に向き合っております。 REONESSの商品開発は、主に二人のスタッフを主軸に進めております。 良い商品造りとは?昨今のクラブへの評価は、単に飛べば良いクラブという考えが先行し、商品の見た目で判断されていると思われます。その商品の本来の価値が伝わっていないことが往々にしてあるのではないでしょうか?飛ぶことの理由、何故飛ぶのか? 飛びの要素に対する事細かく十分な知識で物造りはされているのか?広告的な魅力では無く、物造りの根拠を、そのコンセプトを、事細かく市場に示していく必要があるのではないでしょうか? 例えば、ディープフェースはプロ向けで難しい!? シャローフェースが簡単!?という判断も良く言われる評価です。何故、ディープフェースが難しいと思うのか? シャローフェースが易しいのか?ヘッドとシャフトのマッチングを考慮し、一般論で片付けない理解度の深い説明をお客様に提供できるよう、メーカーと小売店との協力関係が必要となってくるかと思います。ゴルフクラブは道具です。即ち、物理論により解決できる問題がそのほとんど全てと言えます。この物理論が、各メーカーの技術となります。所謂、オープン金型を採用しているメーカーは別にして、各パーツメーカーはサンプルを重ね、試行錯誤し、納得のいく物造りに常に挑戦しています。木型作りからスタートし、金型へ移行、サンプル試打、修正、またサンプル、試打と繰り返して、販売につなげます。トライアンドエラーを繰り返し、限られたスケジュールの中で緊張感を持って改善を繰り返す。その経験の中でメーカーのノウハウが蓄積されていき、そのノウハウを論じることでお客様に満足いただける性能を説明することができます。ゴルファー1人1人の悩みと、商品のコンセプトが合致した時に、ようやく良いクラブと言えるのです。商品コンセプトを理解した上で、フィッティングを行うことが必要です。 市場で、よく言われている中で、疑問に思うことがあります。 ウッド系の製造方法で、【カップフェースだから、飛ぶ!】と良く言われます。 何故、カップフェースだと、飛ぶと言われるのか? カップフェース以外の製法としては、フェース面上だけの、フラットフェースという製法があります。同素材を採用した場合、フラットフェースより、カップフェースの製造方法に、飛ぶ要素はあります。つまり、使用するフェース材の反発エリアが広くなるからで、トランポリン効果が出るから。 そこで、疑問点が生じました。何故、飛ぶのか? の理由が明記されていなく、単発用語で先行しているから。 違う素材との比較。(よく言われるDAT55材と弊社採用のSAT2041材との比較です)DAT材は、叩いて薄くして反発を出すため、つまり肉薄にしないと反発が得られないこと、薄く延ばすことで、フラットフェース製法の面積より、カップフェースの面積部分までチタン材を要するから、反発エリアを得られます。 四方が短いトランポリン競技では、高さが出にくいですよね? 四方の長いトランポリン競技では飛び上がる高さが出るということ。これが、世間一般のトランポリン効果です。 では、弊社の採用してるSAT2041材ではどうでしょう・・・少ない面積で、十分に反発が高いため、カップフェースにする必要がありません。よって、フラットフェースを採用しています。弊社が、もしカップフェース製法を採用したら、すべての商品が高反発ヘッドになってしまいます。それを、ルール内にするには、フェースの肉厚を4mmぐらいにすること。4mm以上と聞いて、「あれ? 飛ばないでしょ?」と思う方も多いと思います。 ヘッド自体の重心の問題、重量の問題など、弊害が生じます。 つまり、極端な前重心(フェース素材の重量が重くなるから)ボディ材は軽量のTi811材ですので。 ロフトを14度とかにしないと上がらないなど。 その素材を、「どう料理するか? 」ですので、カップフェースだから、飛ぶという考えに疑問が。 弊社ドライバーのSAT2041材をカップフェース製法で作り上げても、飛ぶことには、直結しないのです。 Mr.Kが言いたいのは、そのフェース材(DAT材、6-4材、700材など)を飛ぶように料理するには、カップフェースにするしかないんですよ。ルール内の商品として、危険な製造方法でもあります。 肉薄にして、カップフェースにするという製法は、その素材自体が反発の低い素材だということ。フェース面上の割れにも繋がります。このフェース面の割れなど、耳にいたしますが、メーカーとしての生産物責任が付いてきますので、割れないように生産開発するのも、メーカーの技術ではないでしょうか?DAT材は、反発自体はありますので、カップフェースを採用しているドライバーは、ある程度の肉厚をして、ルール内での製造をしていかなければ。 RD-101に採用しているSAT2041材ですが、反発自体が高い素材ですので、フェースを肉厚にすることで、ルール内はもちろんですが、フェース重量が重たくなりますので、自然と前重心になります。市場からの声を聞いていますが、ドライバーが上がりにくいという評価もいただきました。元来、弾道が高い人、H/Sが早い人には、合いますが、当然合わない人が出てきます。そこで、問題解決として、9度ヘッド10度ヘッドの内部構造に違いを持たせました。 市場から耳にした点ですが、ややフックフェースに見えると。 SAT2041材の反発性能は、DAT材、6-4材、700材などより高いためにボール離れが早い特長があります。ヘッドをストレートからオープンにしていくと右にすっぽ抜けます。手で返すリストターンする人には、いいですが、スウィング理論になりますが、インパクトゾーンが無くなり、点でしかインパクト出来ない為その日の体の調子で、右左にバラつきます。 また、オープンヘッドにしますと、アイアンの記事にも書き込みましたが、インパクトロフトが立ってきます。ロフトがあるクラブがフックフェースになっているのは、上記の理由です。 フェードヒッターで有名だった某プロゴルファーのクラブを見た時に、市場とかけ離れているほど、フックフェースでした。ドライバーは捉まえて、逃がしていく(体の捻転で)これが、パワーフェードと言われています。 よく雑誌などで、プロのドライバーの写真がありますが、大半はフックフェースです。つまり、大型化してきてる昨今ヘッドの返りが、遅くなります。(とくに、リストを使う人は)また、ゴルファーの半数がスライサーとの市場調査があります。上級者は、意見が違うのでは?と思われる人がいると思います。捉まえるのは上手いので、逃がして打つ為には、どういうヘッドかを探しています。私の考えですが、以前の専門店様の顧客は、上級者ばかりの集う店というイメージありました。しかし、最近は、上級者ばかりではなく、色々なゴルファーが集う店に変わりつつあります。主に、エンジョイゴルファーが多くなってきていると感じました。その方々の為に、パーツメーカーの意図する物造りをしていくか?REONESSというブランドのコンセプトに合う商品造りをしてまいります。 弊社ホームページでは、開発者自ら、商品への開発の流れをブログで公開して、拘った商品造りしている考え方を商品化していく様を綴っています。1人でも多くのゴルファーに「なるほど~」と言われるクラブを心がけ、今後もその思いを更新して参りたいと思います。=================REONESS開発者への質問、知りたい情報、ブログで明かして欲しいREONESSの秘密!? 等々、ご希望を受け付けております。コメント欄やFacebookページで受け付けておりますので、是非お寄せください。Facebookページ:https://www.facebook.com/georgespirits