大福先生115~「うつの人は励ましてはいけない」は有害な迷信! | 母と子を応援する大福先生メッセージ~心の悩み、心の病、学力の不安、学校生活の問題への理論的かつ実践的なアドバイスをしています!

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みなさん、こんにちは。

大福です。






よく「うつの人は励ましてはいけない。頑張れなんて言ってはいけない。



あるがままに休息させてあげて下さい。」



という人や医師までいますが、これは有害な迷信です。





 欧米の精神医学では、「うつの人は激励せよ」が治療方針に入っていますが、これは当たり前です。




 特に、「うつ病」や「うつ症状」が、


社会的なストレス~家庭や学校や職場やコミュニティの人間関係などでのストレス~が主な原因である場合は、



治療には、その原因の除去がまず必要です。



例えば、学校の人間関係のストレスならば、究極的には、その学校を辞めることです。



しかし、辞めたまま自宅でゴロゴロしていては、社会性を欠いた甘い人間を育てるだけです。



新しい学校に移り、同時に、ストレス負けしないような、心と身体を守るトレーニングもして学校復帰すべきです。



その際には、当然、「頑張れ!」と繰り返し励まさねばなりません。





 これは、励ますほうにも、知識と信念と勇気が必要です。




「頑張れ」と言って、さらに落ち込まれては責任がとれない、と不安になりますから、医師でさえ腰が引ける人がいるのです。




 でも、本当に相手の人生をよくすることに役立ちたいと思うならば、



「うつの社会的原因」を除去した後は、今度は、もっと強い心になるように、




自分自身や不条理なことと闘うように激励し、支援をすべきです。




 人間として生まれた以上、社会から逃げることは出来ません。逃げるばかりでは、人間の皮を被った別の生き物になってしまいます。




 親身に思うならば、ぜひ、



「頑張れ。私も一緒に頑張るから!」と言って、寄り添いながら励まして下さい。

頑張れ、お母さん!

大福先生より






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