ブログ「降っても晴れてもスキ日和」のしずかさんから頂きました、アメンバー250名突破記念のお話でございます(*≧∀≦*)
『付き合いたてのぎくしゃくした蓮キョにプライベートで温泉旅行に行ってもらいたい』という私のリクを叶えてくださいました…ムフフ(´艸`)
ありがとうございます♪

では、~湯煙☆まじっく【中編】~どうぞ!


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湯気に透けて見えた頬はほんのり桜色で

のぼせた頭が見せる幻かと思った…

「久遠さん…」

「…キョーコ?来て、くれたんだ…」

上擦りそうになる声を必死で落として。

「はい。あの…せっかくの温泉なので…久遠さんの…お背中。流したいなぁ、なんて…////」

「…え」

華奢な肩とすんなりした手足が、真っ白なバスタオルから伸びてもじもじと動きを見せる。

胸元に手を組むのは彼女の癖で、密かに気に入っていたが、今はそれが抑えつけた欲望に火を点ける仕種に思えて憎らしい…

なんて愛らしいんだ…触ったら柔らかそうだな…

などと俺は知らぬうちにキョーコを無遠慮に見続けていたようで。

「なので…その。上がって貰えますか?あ、あの?久遠、さん…?」

真ん丸に眼を見開いてじっとこちらを見ているじゃないか…!

「あのぅ…そんなに見ないで下さい…。恥ずかしいですから…////それとも…私なんかじゃ…イヤ、ですか…?」

小首を傾げ、俯きながら伺いの眼差し。その尖った唇とか、更に朱くなった肌とか…卑怯だぞ!?

焦燥を押し隠すと裏腹に悪戯な感情が表に出てしまう。

…我ながら厄介な性格だ…

「イヤだなんてそんな訳、ないだろ…?君に背中を預けられるなんて、光栄の極みだし、キョーコにしかしないんだよ?クス……君はそんなに、濡れて火照った俺のカラダに触りたいんだ……?」「夜の帝王みたいな薄ら笑いでいかがわしくて大袈裟な言い方しないで下さいいぃぃぃ!!!!////」

真っ赤な顔を膨らまして抗議する。

「ぷっ!くく…!ゴメン、ゴメン。つい、君が可愛い過ぎて…でも、君は入らないの?一緒に…」

「もうっ!!いえその…バスタオルのままだと、ルール違反ですよね?なので、その…後でゆっくり入りますので、今は…」

「…そうか…じゃあ仕方ないね…」

…だろうな、分かっていたさ…

ああ、残念だ……ふぅ~っとため息を漏らすと、途端に慌てる彼女。

「あああの!!そんな顔しないで…?この最上キョーコ、誠心誠意、久遠さんにご奉仕致しますので…痒い所とかあったら遠慮無く言って下さいね…?さあ上がって下さい」

真摯な眼差しが煌めいて覗き込んで来る…

……だから、君って娘は……

意味が分かって言っているのかーーー!!??





つづく
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お話はすでに完結しています!!
続きをすぐに読みたい方は、しずかさんのブログ「降っても晴れてもスキ日和」へ!!(*≧∀≦*)