前回の続き。

娘はそれでも、部活を頑張っているし、
そんなに娘のことを考えることもなく
私は生活していました。

引っ越ししてから、主人の両親も
私の両親も近くなり、いろいろ大変だったのです。
特に私の母は認知症になり、父はガンで
余命宣告されている状況でした。

それでも、大学生の息子への仕送りも
あるので、パートを探して勤めたものの
なかなかきつい職場で…それに休みは
実家に行って、めちゃくちゃになった家の
片付け、冷蔵庫に押し込んである古い
食品の処分。お風呂に入ってない母を
スーパー銭湯に連れて行くとか、まあ
ヘトヘトでしたから。

そんな時に父が「私立の運動部はかなり
人間関係もきついけど、あの子は大丈夫
なのか?」と聞いてきました。
私は「大丈夫よ~強い子だし」
なんて答えたけど、何を基準にそう思って
いたのかな…中学時代にハードな練習を
こなしていたとか、あんな横浜の大きな
競技場で競技できたとか、そんなこと
だったのかな?

中学入学当時、私が子供会の役員やって
表彰状もらった時に
「お母さん、表彰状産まれて初めて
もらうんじゃないの?貴重だね~」
なんて言ってきて、
「悪かったね。あんたは表彰状山のように
もらってるしね!」
と言い返したら、「まあ、期待されるのも
大変なんだよ。それに答えないといけないしね。」
とニコニコしていた娘。

あなたの頑張りは期待されることで
成り立っていたんだろうね。

強豪選手がいる私立の陸上部で
ひたすら期待される選手になるため
頑張りすぎていた娘。
後から知ったけど、毎日「反省日記」
を書いていたんです。

こんな走りではダメだったとか。
ここがダメだったとか。反省日記なんて
書いてたら、病気になりますよね。

摂食障害という言葉さえ知らない
当時の私でした。      続く