- 2020 狂騒の東京オリンピック/日経BP社
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オリンピックってアマチュアの大会だと子どものころに教わったような
気がするのですが、いつしかプロも出てきて盛り上がって
プロなんだかアマチュアなんだか分からなくなってきました
この間、
昨今、商業主義と騒がれているオリンピックですが
そのすべてが悪いイメージを勝手に持ってしまっていて
何でもかんでもお金かよって思いがちですが
じゃぁ、スポーツはボランティアだけで成り立つことができるのか
精神論は確かに大事ですが、
この本では、話題となっている国立競技場の建替え問題
あんな建設費が膨らんだ背景には
どのようなことが起きてしまっているのか
2020年に開催される予定の東京オリンピック後、国立競技場を
どのように活用するのかなんて諸問題が山積していて
それらを解決しようとしているか否かは分かりませんが、
そんな感じで進められている裏で、
いろんな話が書かれており、
2002年にサッカーワールドカップが日韓共催で開催されました
あの時に建てまくった競技場で今でも採算が合う運営をしているの
札幌ドームくらいなんですってね
この本には宮城と徳島、大分の例が挙げられていましたが
どれもこれも素人としか思えないような計画で進められていて
そんなことも考えなかったのかよーって思いたくなるような
あー、日本人、悲しいかな、こんな能力もなかったのか
新国立競技場の話もそうですが、
各競技団体の意見を聞くなんて八方美人のようなことをしています
そんな各団体によって差があるんですから、すべての要望を
満たすなんて不可能なことだし、だいたい建ててオリンピックが
終了した後はどうするんでしょうかねぇ~
とりあえずお金をかけてオリンピックを成功させようとしか考えて
そのチープさが本当に悲しい限りです
よく考えるといますよね、仕事でもこういうケース
走りながら考えるとかいいながら、とりあえずやっちゃって
トラぶっても仕方がなかったんだみたいな感じであやふやにして
現場に押し付ける上司とか、なんだよあれって思ったりもして
走りながら考えるのはそうなんですが、あれってストーリーが
だいたい考えられていて、それに沿って細かいことを
走りながら考えるみたいな、イメージができあがって
それがよく分からないというか、私情が入ってしまい
ロジカルに判断されずにおかしな方向に向かうみたいな
経営が傾かないと分からないんじゃないでしょうかねぇ~
いいものをつくれば売れるって錯覚をして日本の工業製品は
ことごとく世界シェアを奪われていきました
確かにいいものだけど、つくればいいってもんじゃない
だけど、その流れはこれだけ世界が変わっていても
なかなか人間って変われないものですかね
多くのスポーツ団体が国からの補助金に頼っている現実
商業化に成功しているアメリカなどとの差は
ますます開くばかり
これで2020年に東京オリンピックでメダル獲れるのでしょうか
商業化すれば強くなるかどうかはやってみないと分かりませんが
何でも予算をかけないと強くなるわけがありません
その仕組みがを上手く行ってきたスケートとかトライアスロンとか
まぁ、サッカーJリーグやプロ野球もそうですし
最近では分裂騒動の男子バスケットもどうなるのか注目ですが
何かに依存した構造では必ず破綻する日を迎える
いいものだから安泰だなんて思わないで、日々努力をする
これはスポーツだけではない気もしてきました
こう考えると、
うちの息子くんに聞いたら、
もっともっと時間をかけてやって欲しいし、
お金について教えていかないといけないし
自分もお金について学ばないと
そんな気持ちにもさせてくれた一冊でした
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先日、東京駅近くの丸善丸の内店に立ち寄ったら
小保方晴子さんの著書だけ、売れていた印象でした
周りの著書が山積みなのに、この著書だけ一冊しかなかった
注目なんですね
この人の本を読みたいそんなニーズがある限り
出版業界ではいろいろ注目されるんじゃないかなって
この記事に掲載されている人の本も、読みたいかな
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...
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