今を去ること、30年。
ワテがまだいたいけな少女だった頃のお話。

あれは、忘れもしない高校3年生の夏。
返されたワテの英語のテストの点数を見て、

「お前 行く大学 ないぞ!」

と、ぬかしやがった男子がいた。
しかし、その男子は親切やった。

「この参考書を買って、これだけを やれ!」
と、教えてくれた。

ワテは素直な女子高生や!
ちゃんとそれを買うてきて、
次のテストまでにやっておけと言われたところをやった。

そして、次のテストが返されたとき、
一目散に隣のクラスへ。


いつもワテを小馬鹿にしているアイツに見せてやる!
ワテを甘く見るなよ!
やったら出来るんや!

「おい、聞け!
 ワテは今度のテストで、前のテストの2倍の点数になったんやぞ!」

すると、アイツは軽くため息をつきながら

「オレ、どんな頑張っても、2倍の点数は取られへん」