カント 「判断力批判」(上)光文社
序論、第一部第一篇第一章 初読のまとめ
カントによって書かれた美術への見解だった
100ページ近い序論で前提が描かれているが一章よりさらに抽象的でわかりずらい
一章の内容も一度では理解できないところも多かったが、記憶に残っている内容としては
人は快と感じる状態を一日中感じることを”無意識にも”意識して生きているが、快適さを受容するために生きるべきではない。それは善ではない(?)
美と善を一致させることで一種の規則を持たせることができるが、そのためには心のの普遍的調和を維持する必要がある。
善は論理的である。
そして”美”というのは何の概念も持たないものでありながら2種類ある
それはしばしば問題の原因になっているので区別するべきである。
一つ目は知性の働かない直感的(純粋、自由)な美で、概念、経験や社会というものに左右されない。
自身の趣味にのみ左右される。
二つ目は付随的なもの(概念や信条、善)に影響される美
人々の趣味に関して共通感覚などないかといわれると分からないが、傾向としてはある。
限られて空間においては人の外見に関してもいうことができる。
構想力(想像力)は知性によってのみ制限される。