あと数日で仕事を辞める。
自分にとって大きな決断だった。
なんでもないただの大学生が社会人になってからの4年間。
働きながらずっと疑問に感じていたことがある。
「自分は何のために生きているのか。」
学生の頃に日本文化を勉強していたことから、将来自分は文化的側面から日本を変える存在になりたいと考えていた。
漠然と途方もないことを思い描きながら、気がついたら特に興味もない業界でサラリーマンになっていた。
毎日営業ノルマに追われる日々。
もちろん、仕事を通して学べることも沢山あったが、熱中することができずに悶々とした日々を過ごしていた。
自分が感情のないロボットになっている感覚だった。
「このままでいいのだろうか。誰のための人生を歩んでいるのだろうか。」
だが、今の生活を続けていくことに疑問を感じながらも、新しいことに挑戦する覚悟も勇気もなかった自分がいつもそこにいた。
そんな自分が変わるきかっけになった出来事があった。
兄の死である。
緊急入院する少し前までは元気だったので、自分の中でのショックがかなり大きかった。
兄が入院してから亡くなるまでの間、そして今に至るまでずっと考えていたことがある。
それは、「人はいつ死ぬのかわからない。」ということ。
当たり前の話ではあるけれど、年齢が近い兄弟が亡くなる経験をしたことで、死をより身近に考えるようになった。
「人はいつ死ぬのかわからない。」
だから、短い人生における貴重な時間をもっと大切にしなければならないんじゃないか。
それが自分のやりたいこと、挑戦したいことをするために仕事をやめたきっかけだった。
これからも備忘録や戒めとして、自分の人生観や経験したことをここに遺していきたい。