一年中美味しいウニが食べれます | 小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

小樽の情報や寿司の豆知識等伝えて行きたいと思います

こんにちは
小樽の寿司屋の三代目の
中村 圭助 です。


北海道のウニの旬は
春、夏は小樽も含む日本海
冬は道東がメインの太平洋

ということをで
一年を通してなくなることはありません。

しかし、詳しい方はわかると思いますが、旬の終わり頃になると、白いネバネバが入り、身が柔らかく、味も薄くなってしまうのです。

時期でいうと、
9月から10月のはじめ
3月、4月がその時期です。



昔は、この時期は美味しいウニがないので、あまり使わないようにしていましたが
今は、養殖のウニがその穴を埋めてくれました。


養殖といっても、海の中でやっているので、天然物とあまり変わりません。
むしろ、箱の中で昆布しかたべさせないので、海藻が少なくなった今日では天然よりも甘みが強いです。


養殖のウニは
水深と水温のバランスで旬の時期を変えているので
天然物の味が落ちるときに美味しい味で出荷されます。

{008EC41D-F3BE-4B29-AE65-0BAE8AC46D47:01}

こうして、
一年中美味しいウニが食べれるようになりました。

ただ、海が時化(しけ)のときは、
漁ができなくなるので
少なくなります。