わさびの使い方 | 小樽の老舗の寿司屋 おたる政寿司 中村圭助のブログ 

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こんにちは


小樽の寿司屋の三代目の 中村 圭助 です。



今日は寿司雑学いきます。


わさびはネタによってききかたが違います。


たとえば、イカはわさびがすごくききます。


これは、脂肪分が少ないからです。



逆にマグロになると脂肪分が多くなるのでわさびのききかたは弱くなります。


トロの部分になるとなおさらそうです。



板前は握るネタによって、わさびの量を微妙に調節してます。



これって知ってる方が意外とたくさんいらっしゃるんですが、



みなさんは、刺身を食べるときどのようにわさびを使いますか?



A 醤油にわさびをといて食べる


B 刺身にわさびをつけて食べる


正解は、








B






です(笑)




わさびは揮発性が強いので、醤油にといてしまうと辛味と香りが飛んでしまうのです。


ですので、わさびは刺身につけて食べるのが正しい食べ方です。




醤油に溶けたわさびのあの感じが好きっ!!


という方は、その食べ方で全然OKです。




寿司は、和食やフレンチと違って、


これっという食べ方があるわけではありません。



唯一あるのが、


他のお客さんに迷惑をかけない、とうことです。




だから、自分がいろんな食べ方をした中で、


これが一番美味しいというのがあれば、


それをするべきだと思います。




カウンターに座ったとき


食べ方がわからなくてどうしていいかわからないときは、


目の前の板前さんに聞くといいと思います。



そんな会話が


そのときの寿司をさらに美味しくしてくれると思います。