FTW当日49♡披露宴【お色直し入場―ｷｬﾝﾄﾞﾙﾘﾚｰ―】

プラン：ロマンティコ(アウグーリ、ゴンドラ有)

ミラコスタFTW当日レポ目次は

こちら

それまでも合間を見て声をかけてくださった、サローネの担当さん。

披露宴会場の扉の前にも来ていた。

担『わぁ～、また雰囲気変わりますね。素敵です～』

『ありがとうございます

』

『ご新郎様、ご新婦様、ここでビデオカメラの担当からご挨拶があります』

ふと横を見ると、ゴンドラのとき一生懸命走ってくれたり、アウグーリでずっと撮影を担当してくださっていた方がいた。

『わたくしはこれで失礼させていただきます。
本日はありがとうございました

』

『こちらこそありがとうございました』

『引き続きお楽しみくださいませ』

あたしたちのプランでは、ビデオカメラでの撮影はアウグーリまでだった。

しかしそれが終わったのは１時間ほどまえのこと。
わざわざあたしたちの時間に合わせて挨拶に来てくれたことが嬉しかった。

『ご入場の流れですが』

キャプテンから声をかけられた。

『わたくしがお二人に炎をお渡しいたしますので、それをご家族にリレーしていってください』

『はい』

『その後、お席の前までつかれましたら、ご新郎様より、キャンドルリレーの由来をお話いただきます』

あたしたちは固まった。

由来は、担当さんが調べてくれていたが、そんなセリフ、覚えていなかった。

そんな様子を感じ取ったのか、キャプテンは

『よろしければ、わたくしが言いましょうか？』

救世主

そんなことまで言ってくれるなんて

『お願いします！』

『わかりました

しかし、わたしも台詞を覚えているわけではないので紙を見ながらになりますが・・・』

『全然大丈夫です、よろしくお願いいたします！』

『わかりました。
それではまもなくご入場です』

あたしたちは扉が開くのを待った。

しかし、キャプテンがここにいるということは、誰が『新郎新婦入場です！』って言ってくれているんだろう。

この疑問は、疑問のままだったが、何も知らない扉は一気に開いた。

会場がせまいため、照明設備もないのか、あたしたちにスポットライトが当たることはなかった。

明かりが少し落とされた会場を、二人で入っていった。

拍手は鳴り続けていた。

『みなさまにご一礼です』

お辞儀をしたあと、目の前にいたかけちゃんに微笑んだ。

介添えさんがブーケとグローブを預かってくれる。
キャプテンから、バラのキャンドルが手渡された。

入場曲は『美女と野獣』

バラのお花はそんな曲のイメージに合わせたものだ。

キャプテンから、キャンドルについた灯りをもらう。

二人のバラのキャンドルが虹色に光りだした。

このキャンドル、炎が灯ると光りだすという不思議なキャンドルだった。
魔法みたいで、魔法の国の披露宴にはぴったりだ。

新婦の家族の方へ歩きだしたが、新郎が

『まず親父じゃない？』

『あぁ！』

と、笑いながら方向転換して、義父の元へと向かう。

義父は、目の前に置かれていたキャンドルを手に取り、あたしたちの炎を待った。

あたしたちがつけようとキャンドルを傾けたとき、介添えさんが

『お父様がお二人の炎をいただいてください』

と伝えた。
たしかに、あたしたちが傾けると危ないよね。

『あぁ』

そして義父のキャンドルに光が宿った。

今度は新婦父の元へと灯りを届ける。

『どうぞお父様、お二人からお受け取り下さい』

キャプテンに言われ、キャンドルを手に取り炎をもらおうとする父。
やはりここでも、さっきと同じように『お父様がもらってください』と言われていた。
スムーズに進まないところが、アットホームだな、と感じる。

両家父に渡した炎は、母へと宿り、子へと渡った。

『お母様、こちらにもお願いします。かけるくんの分です』

『はい』

さすが介添えさん。

かけちゃんの分のキャンドルにも点火を促してくれていた。
こんな気ずかいがさすがディズニーだと思う。

当のかけちゃんは、危なくないように義母に抱っこされていたが、父がかけちゃんを迎えに行って今度は父が抱っこしていた。

ここでさりげなく『かけちゃんリレー』が行わているのがおもしろかった。

あたしたちは自分の席の前に着いた。

灯りがともったキャンドルは、それぞれ虹色に輝き、幻想的な空間になっていた。

『遠い昔から、

欧米ではキャンドルの灯りには天使が宿っており、

優しくそっと吹き消すと

願い事を叶えてくれる

素敵な言い伝えがあります。

皆様の願いを叶えてくれるよう

優しくそっと吹き消しましょう』

『それでは合図をしましたら

みなさんで吹き消して下さい。

３、２、１でいきます。

３、２、１・・・』

ふっ

※この写真は加工して脳内イメージを再現していますw

会場が暗闇に包まれた。

が、すぐに明かりが付き始めた。

『ありがとうございました』

拍手が起こった。

あたしたちはキャンドルをキャプテンに手渡した。

to be continued...

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