はれのひ　あめのひ　くもりのひ

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17Jun
- ６月１７日
  週末の雨からの、青空。汗ばむ蒸し暑さに、夏が近づいてくるのを感じながら…毎年この時期になると、夏生まれのいーちのお誕生日を今年はどうする～？って企画しはじめたね…こーゆーのも相談する相手がいないってことか…悩むな～。今年は旅行しようかな…北海道のパパのおじいちゃん・おばあちゃんのお墓詣りして。おいしいもの食べて、お祝い。いーちは月寒体育館に連れて行ってあげようかな。色々なリンクを経験するのも勉強のひとつってことで…私はその間に札幌のお友達にでも会いにいこうかな。はやいね…週末はもう４９日の法要だ…現実を受け止められているのかどうかすら、あんまり実感がないけど。でも、なんとか日々をニュートラルに生きています。法事とかはやっぱり現実に引き戻される感じがするのかな…悲しいとも　悔しいとも　つらいとも　あきらめとも　違う。今の私の心を形容できる、ぴったりの言葉、見つけられない。
12Jun
- ６月１２日
  早朝３時に眼が覚めた。夢を見てたのかもしれないな…内容は思い出せないけど。寝ぼけたのかな…慌てて飛び起きて、パパを起こそうとした。仕事に行くパパの起床時間に寝坊した時みたいに。隣にいないことに一瞬「？？？」ってなって。３秒くらいしてから、あっそっか…ってなって。そこから、泣きもしなったけど、もう一度眠れる気もしなかった…受け入れるしかないツラさってこういうことなのかな。もっと波立つと思っていた私の心は、思っていたよりしっかりしていた。もちろん、泣く日もあるけどね。かなしいと思うけどね。どうしようもない絶望感で打ちひしがれる覚悟をしていたからか、今の少し飄々としている自分に驚いているんだ…あれ、以外と私、強いかも…とかね。でも、油断大敵。感情の波は少ししてから、襲ってくるかもしれないよね。いーちと穏やかに暮らすためにも。いーちの心がざわつかないためにも。私が取り乱したら、今のいーちは自分が泣くのを我慢する、きっと…もう少しの間、自分の気持ちを抑えて、強い人のフリをしていることを許して下さい。今日はパパの好きな鶏粥を炊くよ。お供えするね。
06Jun
- 6月６日
  パパの葬儀に来てくれた、前職の上司に会いに行ってきた。いーちが独り立ちするまでには、まだ少し時間が必要だしね。今、彼女を支えるためにも大好きなものは続けさせた方がいいと思ってね。本人も辞めたくないって言うしね。それには色々お金もかかるしね。ちゃんと仕事をすることにした。いーちにもそのことを話して、納得してくれた。苦しい時はママが大変そうでも、我慢したり遠慮したりする必要はないこと。ママがたまに疲れた顔を見せてしまうことがあっても、それは決していーちのせいではない。ママ自身がお仕事をすることを自分で選んだってこと。ママもいーちと安心して暮らしていくために、もう少しお金があった方が良いと思っていること。他に言っておいた方がよいことあるかな…？一緒にプロジェクトやってたメンバーは半分以上入れ替わってた。部長は子会社の代表取締役になってて、社長室に通されて緊張したよ。葬儀の時に「困った時は力になる」って言ってくれた言葉に図々しくのっかてしまったけど、今の私には、一から新しい仕事を探す気力もないこと。そして、やっていたプロジェクトにやはり愛着があること。今の自分はまだ立ち直っていない状態で不安もあるけど、好きな仕事なら頑張れそうな気がすることを伝えた。戻ってこいと言ってもらえた。ひとまず、四十九日の法要が済んで、７月入社で人事に話も通しておくって。拡販のプロモーションを考えてもらうつもりだからって言われた。もう一度、あの忙しく張りつめた毎日が戻ってくるんだなと思うと、少し武者震いする。できるかな？大丈夫かな？でも、少しずつでも前に進むしかないよね。仕事のグチをたくさん聞いてもらったパパには心配かけるけど、見守ってね。一生懸命生きると誓ったいーちと一緒に、私も一生懸命生きるよ。
04Jun
- ６月４日
  空を見て、パパもあっち側の人になったのか…って思ったら、洗濯物干しながら少し泣けた。お義母さんには会えたかな…皮肉だね…同じ病気で…お義母さんの時も早すぎるって思ったけど、パパはそれを３歳も上回る若さで逝ってしまったね。今日は会社に行ってきたよ。「また一緒に仕事できると思ってました…」皆さん、そう言って悲しんで下さったよ。書類書いて。退職金の手続きとかして。保険証返して。デスクに残していた荷物を引き取って。最後にパパがどの席で仕事をしていたのか、教えてもらった。眺めのいい席だったんだね。私とケンカしたまま仕事に行った日。いーちがお腹にいるとわかった日。父親になった日。仕事が忙しくてイライラしてた日。空とゆりかもめ見ながら、パパはどんなこと考えてたんだろう。帰りにパレットタウンの観覧車が見えたよ。昔、あの観覧車に乗ってた時に、パパがだんだん怖い顔して無口になってっちゃって…「高所恐怖症なら、乗る前に言ってよ！なんで言わないかな～っっ！」って降りてから喧嘩したね。あれはさ、私が観覧車楽しみにしてたから、言えなかったんだよね。今さらだけど。あの時、その優しさに気付けなくて…ごめんね。
03Jun
- 6月3日
  朝からどんより曇り空。いーちは今日から学校に行ったよ。夏服姿、1度も見られなかったね。白のセーラー、実年齢より年上に見えるいーちには、爽やか過ぎる感じで…学校で笑ってくるといいけどね。ただでさえ感受性の高すぎるいーちのことだから、まわりの皆からの視線や言葉に救われることも、傷ついてしまうことも、あるんだろうね。｢大変だったね｣｢お父さん、残念だったね｣って言葉に｢ありがとうございます｣って返すんだろうね。誰かの前では泣けない子だから。休み時間は今日は図書室かもね。どうしようもなくて、泣きたくなって、でも、ここでは泣けない!!って思ったら、今日は早退しておいでって送り出したよ。出会った頃、二人とも制服着てたね。あの頃、言わなかったけど、パパも制服姿、詰襟なんだか違和感あったよ。親子だね…
31Jan
- 選んだ理由
  記録に留めたいと思ってはじめたブログだけど…書くための気持ちの整理ができないくらい、毎日めまぐるしく心が動いてゆく。誰かの闘病記に小さな希望を見出し…検査の数値に愕然として心臓のとこわしづかみにされたみたいになり…コーヒー飲みながら、この病院にいることが現実じゃないみたいな感じになったり…お見舞いに来て励まして下さる方の言葉に感謝しながらも、「奥さんが頑張ってあげてね」って言葉にひっかかってしまったり…旦那がツラいのは百も承知で、多少の八つ当たりは受けて立つんだけど、あまりに酷いと、どうしてあげたら笑ってくれるんだろう…って悲しくてトイレに非難したり…ホントまいっちゃう…さっき旦那に「なんで俺を選んだの？」って聞かれた。理由なんてないよ。ひとめぼれではなかった…気づいたら好きだった…あなたじゃないとダメだった…だから断られても何回でもぶつかっていった…2年待ってようやく振り向いてもらえた…この人を待ってよかったって心から思えた…幸せだった…旦那は違ったのかな～。今の彼にはぶつけられない…
30Nov
- 弱音
  旦那、お薬の副作用と思われる吐き気と微熱が続いている…(･_･、)娘を送り出して、昼に病院、夜帰ってご飯作って、家のことやって、忙しくして、気にしないようにしてたけど…いま、私、ものすごく不安なんだな。副作用のツラさからか、自分の病気と向き合い始めた葛藤か、これからを考える恐怖心からか…理由はわからないけど、人が変わったみたいに、旦那は私にとても理不尽なことを言ったりする…当たるとこ、そこしかないもんね。わかるけどさ、できることなら私がなんとかしてあげたいけどさ…私の心配は自己満なんだって。どんだけしんどいか、お前にわかるはずないって言われた。分かりもしないのに、わかった顔して相槌うたれるのは腹が立つらしい…そりゃ、本人が一番苦しくって、つらいってわかってるけどさ。そうか、そうかって聞いてあげるくらいしか、できないよ。叱咤激励されて、立ち上がるタイプの人でもないし…病気が言わせてる、病気がそうさせてるって言い聞かせながら、深呼吸する。平常心でいることって、改めて大変だな～と気づく。明日もまた、現実を冷静に受け止める力を失わずに、笑えますように。おやすみ。ちゃんと眠れてるといいな。できれば楽しい夢見て、笑ってるといいな。
05Nov
- 娘ちゃん
  我が家の思春期反抗期真っ只中の娘ちゃん。今日もなんだかイライラしてます((*´ﾟ∀ﾟ`*))そーっと見守りつつ、時々カミナリ落としたりするんだけど…ヾ(*｀Д´)ノォラーパパの話を聞いてから、すこし情緒不安定なのか、感情のスイッチ入るのが早くなったっていうか…昨日も上手くいかないことがあったら、突然泣き出しちゃってね…慰める私に怒っちゃってね…そっとしておいたら、よけい八つ当たりするしね…ほんとに言いたい気持ちは別のとこにあるんだろうな。パパのこと、心配なんだよね。でも、急にベタベタ元通りのパパっ子には戻れないんだよね。思春期の女の子あるあるの、｢パパと私の洗濯物を一緒に洗わないで!!｣の時期に2ヶ月前に突入突入したばかりだもんね。うーん、難しい。ただね、ママが言えるのはさ、パパのことだから、精一杯がんばってくれると思うよ。だから、今はさ、ママと娘ちゃんは、パパを信じて待とうよ。気持ちを整理するのは難しいけど。不安な時は、ママを頼ってね。
31Oct
- スタートライン
  昨日は朝イチで旦那と病院へ。久々に通勤ラッシュの電車に乗りました(｡•́︿•̀｡)毎日乗ってる方、ホントおつかれさまです…今後の朝イチ通院は車にした方がよさげ。治療前に風邪ひかせたくないしね。化学療法始まると免疫も落ちるだろうし…今後の治療方針がようやく決まりました。化学療法で癌を小さくしてから、手術に挑みます。最初の病院では、手術できるかどうか…と言った説明を受けたので、ならば症例数の多い癌研で治療を受けることを決めました。化学療法の副作用。手術で癌を取り切れるのか。術後、普通の生活に戻れるのか。多感な時期の娘ちゃんにどこまで説明しようか。心配はつきないけど、とりあえず癌と戦うスタートラインにようやく立てた気がします。通院して職場に顔を出しに行った旦那、バリカン買って帰ってきましたー。｢最初から短くしとけば、ショック少ない｣って。気にしてるんだ…って思ってたら、｢お前と娘ちゃんがショックやろ…｣確かに!!パパと距離をとりはじめた、多感なお年頃の娘ちゃん。髪の毛抜けたらショック受けるかも。いつもの床屋さんにも、行きにくいんだろうな…私バリカンと格闘。アタッチメント使ってなんとかかんとか、形にしました。帽子好きの旦那は、｢短い方が後つかなくていいかも…｣強がり…かな。私と娘を思いながら、旦那も今葛藤してるのね。ありがとう。旦那の頭見て、少し驚いた顔してた娘ちゃん。反抗期真っ只中の娘を思い、パパどんな気持ちでバリカン買ったのか、気づくのはもう少し先になるね… ρ(-ω-｡)ヽ(･ω･｡)
26Oct
- ブログをはじめた理由
  これまで30年間でダンナは健康そのもので、熱出したのも一度だけ。私と娘ちゃんがインフルエンザで、たてつづけに倒れた一昨年の年の瀬も、ダンナだけはピンピンしてた…健康なのが取り柄だと笑ってたのに。そんなダンナが肺がんになってしまった。10月初旬にわかった日から、一人の時は声をあげて泣いた。毎日、毎日、泣いた。どんな言葉をかければいいのか…彼は何を望んでいるのか…私は何をしてあげたいのか…これから、きっと色々あるね。ツラいことも、苦しいことも。だけど、私はまだ一緒に生きていたいから、あきらめない。日々やってくる、不安や怖さに負けずに前を向くために。心配のあまり、これからの楽しかったことや小さな幸せを見落とさないために。自分の気持ちの整理と備忘録として綴ります。
- 初ブログ
  はじめまして。旦那と娘の３人暮らし。40代。日々のこと、私のまわりで起こること、忘れないように、もし見落としても思い返して気付けるように、備忘録的に書いていきたいと思います。昔のこともちょっと思い出したりして書くかも。はれのひ、あめのひ、くもりのひ。人生にはいろんなことがあるけれど。心がはれたひは思いっきり笑って…モヤモヤくもりのひは考えたりして…心にあめがふったひは自分でしっかり傘さして…誰かのためではなくて、自分のための記録です。