田園調布道場草柳師範代の感想です

6月29日土曜日に神奈川県大倉山記念館で開催された、第9回大倉山国際学生フォーラム横浜2019において高久館長が講演並びに演武を行われました。
私も吉岡師範や高橋師範代と共に、館長のお手伝いに伺いました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、米国ハーバード大学の学生さんを中心に日米60名ほどが、様々なプログラムに参加されました。
館長の講演は、武術から武道へ、
というような内容で空手の成り立ちや精神などの解説に加え、舞台上で約束組手から先の先や、
後の先の理合を具体的な例をもって説明されていました、刹那の捌きに学生さんから「おおっ」という驚きの声が上がっていました。私も改めて、武術と武道の違いなど勉強させていただく機会を得ることができました。
その後、雨も上がって中庭に移り、高久館長による抜塞(パッサイ)の型や棒術の演武が披露されました。
気合のこもった鋭い動作や、うなる棒先に、学生さんたちも息をつめて鑑賞され、大きな拍手が送られていました。
また今回は、簡単な動作を使って、相手との調和を図る体験や、高久館長考案の新しい防具を使った、テクニカルファイトの体験も行われました。
この防具は長い時間をかけて高久館長が作り出したもので、正確な打突を行うとグローブについたパッドが相手の防具の急所部分に張り付いて、はっきりと勝敗が分かるという画期的なものです。
単にパッドがつくつかないというゲーム性だけでなく、それを武器と見立てたときには、しっかりと防御や捌きを心掛けないと、
「効いていないから大丈夫」
という言い訳ができないこと、
また防具によって大きなけがをすることなく、技の攻防を交換することができるという優れた特徴があります。
選抜された3組ほどが実際にこの新式防具を使ったテクニカルハンドと言う安全にゲームが出来る方法で行いましたが、初めての経験にも拘らず、真剣に集中しなおかつ安全に楽しむことができたようでした。途中大きな歓声もあがり、はっきりと勝敗もわかるので、とても盛り上がって終了することができました。
レクチャー終了後には、懇親会があり、通訳の方を挟んで各国出身の学生たちと交流することができました。リハーサルから丸一日がかりの講演でしたが、とても貴重な体験をさせていただき、学生さんたちはもちろんのこと、主催者の方やサポートしてくださったスタッフの方々に改めまして深く感謝申し上げます。
今後とも館長のご指導をいただきながら、空手の道を探求していけたらなと思っています。押忍
錬空武館 田園調布道場師範代 草柳秀二