~#4までの登場人物~
2年
主人公・渡辺麻友
島崎遥香
入山杏奈
山内鈴蘭
加藤玲奈
3年
河西智美
生徒会役員
先生
秋元才加(2-A担任)
大島優子(校長先生)
小嶋陽菜(教頭先生)
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~3-C~
「へぇ~、鈴蘭があの転校生とつるんでるんだぁ。」
河西はメイクしながら、答えた。
「鈴蘭、いったいどうしちゃったんだろう…」
れなっちはボソッと呟いた。
「どうせアイツに負けたから私たち裏切って強いもんに媚びってるだけでしょ。」
またしても河西は冷静に答えた。
「…鈴蘭もボコすか。」と河西は呟いた。
それに対してれなっちは浮かない顔をしていた。
「私は賛成。私たち裏切ったらどうなるか教えてあげなきゃ…」
あんにんは笑みを浮かべてそう言った。
「わ、私は鈴蘭ボコすなんて…」
ガシャン!!!
れなっちが言葉をいい終わる前に河西が自分机を蹴った。
「なに?あんたもうちら敵に回すつもり?」
河西は甘い声で、でも目は笑っていないそんな顔つきでれなっちを睨んだ。
「いや…、なんでもないです」
れなっちはうつむいて答えた。
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~2-A~
昼食時
「遥香ちゃん、お弁当食べにいかない?」
「もちろん♪」
「屋上で食べよっか」
「うん!」
遥香ちゃんが笑うと太陽に照らされているように心が暖かくなる。
「私もいいか?」
そういって2人の会話の中に入ってきたのは鈴蘭だった。
~屋上~
「最近、あの2人とつるんでないけど何かあったの?」
珍しく遥香から鈴蘭に話しかけた。
あの2人とは、あんにんとれなっちのことだろう。
「麻友に負けた次の日くらいからなんか避けられてるみたいでさ…。
…でも、正直あいつらと話してても楽しくなかったし。
もともと上辺だけの関係だったからどうってことないよ。」
そう言いながらも鈴蘭の顔は寂しそうだった。
ガチャン!!
タッタッタッタッ!!!
勢いよく屋上の扉を開けたのは、れなっちだった。
「鈴蘭!!大変なの!」
れなっちは息を切らしていた。
相当な勢いでここまで来たのだろう。
「れなっち、どうした?」
「…それが、河西先輩が麻友だけじゃなくて鈴蘭までボコすみたいで…」
「…えっ!?」
「今2人を探してるの!」
鈴蘭はみたこともないくらいの冷や汗をかいていた。
「でもどうしてれなっちが教えに来てくれたの?
あんた私を避けてたはずでしょ…」
「それとこれとは別でしょ?
とにかく河西先輩に見つからないように逃げて!!!」
そのとき!!
屋上の扉がふたたび開いた。
「み~っけ♪」
甘い声が屋上にこだまする。
河西智美だ。
「君が渡辺麻友ちゃん?あっ、鈴蘭もいる(笑)」
不気味な笑みを浮かべながらそう言った。
「玲奈。なんであんたがここにいるの?」
「す、すみません…」
「そう、あんたもボコされたいんだ。」
「大丈夫。私が倒す。」
震えているれなっちと鈴蘭の肩をポンッと叩いて私は言った。
「麻友ちゃん!!!」
「…遥香ちゃんも待ってて」
「いい度胸だね、渡辺麻友。」
#5に続く
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