意外と平気だと思ってた。
前々からずっと引きずっててやっと言えた事だったし。
もう限界だったから。
でもやっぱり寝れなかった。
どんなにお酒を飲んでも、全く寝れなかった。
なんでかな?
彼が言う言葉も予想通りで、あたしの想像は違っていない。
それでもやっぱりショックだったのかな?
眠れない夜の長い間に、いつも後悔する。
長い長い時間で、あたしの決心はいつも揺らぐ。
でも今回は違った。
今夜眠れなくても明日には寝れる。
そう思った。
明日ねれなくても、明後日には寝れる。
今だけ、今だけ、今だけ。
もう、彼の事なんてすぐに忘れちゃうんだから。
少しだけだよ。
今回のあたしの決心は相当固かった。
・・・なのに、ね。
なんでかな・・・。
ふっと、だめになった。
その一瞬前までは大丈夫だった。
それなのにふっと彼にメールを送りたくなった。
本当に、一瞬の気の迷い。
心の中で、あたしの事を拒絶して欲しかった。
あたしの決心を確かな物にして欲しかった。
おかしいよね。
本当はまだ未練たらたらだったんだ。
「やっぱり嫌・・・」
そう一言送ってしまった。
あたしってなんなんだろう・・・?
別れるのが嫌なんてみんな一緒だ。
それを我慢できない自分自身に呆れる。
あたしって子供みたい・・・。
でも彼は暖かく、そして拒否した。
わかっていたよ。
今回は絶対に戻れないって。
だってあたしがそうしたんだもん。
彼は絶対にあたしを受け入れない。
そうわかっていた。
でも、期待していたのかな・・・。
もしかしたらって。
あたしっていつもそうなんだよね。
もう何回馬鹿なことばかりしているんだろう・・・。
「忘れなあかんでしょ。決めたことなんだから。今は乗り越えようとしてるんでしょ。邪魔になりそうなことは言わないよ。いずれ忘れるよ」
優しいけど、もう許してはもらえない。
彼の拒絶に改めて現実を思い知らされた。
彼に返した返事の続きは来なかった・・・。
ずっとずっと待ってたのに来なかった。
思い切りないた。
こんなに大泣きしたのは久しぶりだ。
気が狂ったくらい泣いた。
「お願いします、全部無かった事にするから・・・、お願いします、何もなかったから・・・、お願いします、彼を返して・・・、お願いします、お願いします、お願いします・・・。」
そう唱え続けた。
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この記事を書いてて、ずっと保存したままでした。
皆さんから沢山励ましのコメントもらっときながら、本当に申し訳ないです。
あたし、やっぱり頑張れなかった・・・。