理香の恋愛小説
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free love life 第一章 ~出会い~

あの時、 まだ私は、保育園の年少さんだった。


ひとつ上の男の子に恋をした。


その男の子は、二重で私の好みのタイプだった。


そう。


私は一目ぼれをしてしまった。


話していくうちにもっと好きになっていった。


優しくて面白くて、一緒にいると心が和んだ。


男の子は友達とふざけていて、私のほっぺに少し手が当たってしまったときは、


[たたいてごめんね。]


と、手紙をくれた。


バレンタインにお菓子をあげると、ホワイトでーには必ず返してくれる。

        まさや

そんな優しい雅也くんに私はファーストラブを奪われた。


雅也君はひとつ上の学年だから、私が年長になるともう卒園していた。


一年、まったく喋らなかった。


喋ったのは誕生日とバレンタインとホワイトデーくらい。


二人の距離がどんどん遠くなっていく。


保育園児でもそのことはわかっていた。


だから私は決めた。


告白。。。する。


入学式前日


私は雅也君に手紙を書いた。


内容は覚えていない。


だけどまだ幼かった私がその時のキモチを素直に書いた手紙。


恥ずかしかったし、通学路が違ったから、友達に渡してもらった。


私の小学校は運動会が5がつにある。


そのときのことがどうしても忘れられない。


運動会当日


自分の番が終わって、移動のとき、肩をたたかれたので振り向くとあなたがいた。


「雅也君・・・」


学校に入ってからもまったく喋っていなかった、雅也君が目の前にいる。


そして優しい声でこういった。


「手紙・・・読んだよ!!僕もすき・・・!!!!」


目の前が真っ白になった。


保育園のころからの片思いが両思いとわかった瞬間だった。


でも、雅也君は優しいから、、、恋愛、、、じゃなかったの・・・かな・・・?


私が浮かれてただけなのかな・・・?


でも、一年生の私にはそんなこと考えられなかった。


~つづく~

free love life ~プロローグ~

いろんな経験を重ね


大人になる私たち。


一人一人ちがう生き方をする。


みんな


自由    恋愛      生き

free に love  して  life る。


人と違っていい。


だってそれが


私の・・・



free lovi life だから。

『初恋スマイル』 ありがとうございました。

少し不定期になっていましたが、短い小説をかけました。


愛の気持ちを考えるのは少し大変でしたががんばりました。


もし反響がよかったら翔の立場からの物語も考えていきたいと思います。


そして、次の作品ですが、2人の実話を書きたいと思います。


どっちの実話かは最後に発表します。


私たちはみなさんの心に響くような小説を書けるようにがんばるので、


応援よろしくお願いします。


メッセージや、コメントも待っています。




☆理香☆

『初恋スマイル』最終章

翌日


「お~い!!翔~!」

「お!! あ~い!!」


非常会談の上と下で叫ぶ私たち。


翔が駆け下りてきた。


「返事は決まったか?」

「・・・うん!」


私の返事は決まっていた。


翔とずっといっしょにいたい・・・。


「あのね・・・!私、ずっと翔と一緒に・・・!」


そういいかけた。


だけど、もう次の言葉からは言葉にならなかった。


息ができない。


目の前がくらくらする。


「愛ーー!!」


その声を最後に意識がなくなった。








気がつくと私はしろとみずいろがまざったようなふんわりした世界にいた。


そこにいる一人の老人。


「ここはどこですか?」


老人に聞いてみた。


でも何も答えない。


するとスーと消えていった。


そして思い出した。


私の亡くなったおじいちゃんに似ていた。


もしかして、、、


私は、、、


















死んだの・・・?





















しばらく歩いた。


たくさん歩いたけど景色は変わらない。


また歩いた。


しばらくすると


ひとつの階段が見えてきた。


階段をひとつ下りた。


またひとつ降りた。


16だん降りた。


すると、愛しのあなたがいた。


翔・・・。


なぜか、泣いている。


酔ったかのように泣いている。


私はただそれをじっと見ている。











「翔・・・。ゴメンね。」















私は幸せでした。

どんなにいじめられて

どんなにつらい思いをしても

あなたがいたから乗り越えられた
























私はあなたに出会わなかったらこんなにつらい思いはしなかった。


でもあなたに出会わなかったらこんなにドキドキすることもなかったし、


切羽詰るほど人を好きになれなかった。







たくさんの思い出・・・。


ありがとう。



ずっと大好きです。

『初恋スマイル』第十六章

気がついたらベットにいた私は、何が何だか思い出せない。


今、分かるのは、翔がこの部屋にいるってことだけ。


私は、翔に聞いた。

『私は、何があってここに来たの?』

『お前、非常階段で急に倒れたんだよ・・・』


またか・・・


私は、たびたび発作を起こして倒れていた。


高校に入ってからは初めてだった。


こんな事を考えてると、翔に私の病気のことを聞かれた。


私は、答えれなかった・・・


「お前がどんな病気だろうと俺は、関係ない。

一生お前と生きてくって決めたんだから」


翔にそんな優しい言葉をかけられたのは初めてかもしれない。


「ねぇ、翔、私は翔のお嫁さんになっていいの?

私はどうすればいいの?

ねぇ、教えてよ・・・」


___3日後___


私は、無事退院した。


このままいけば、明日には学校に行けるだろう。


そのとき、翔からメールが来た。


「明日、学校来いよ。待ってるから。」


私の顔がにやける。


でも、明日あんなことが起こるなんて思いもしなかった・・・


~つづく~

『初恋スマイル』第十五章

答えに迷ったその理由。


それは・・・・・・・










私が18歳まで生きられるかどうか。









原因不明の難病。


誰にも言ったことがない。


もちろん翔にも。


髪の毛が抜けるのは嫌だったから薬は飲んでない。


というより薬は私の病気に合うかわからない。


私がこれまで普通に生きられたのはみんなの支え。


みんなの協力があったからここまで生きられた。


でもいつ死んでしまうかわからない。


翔にはどうやって言おう。


まさか今頃病気だなんて言えない。



♪~♪♪~♪


[受信:翔]


お前、本当は隠し事あるんだろ?


_END_


・・・


なんで?


翔は何でわかるの?


返信なんてできるわけない。


_翌朝_


「愛!なんで返信よこさないんだよ!!」


翔・・・


「ごめッ。。。」


翔の目は涙でうるんでいた。


「お前、病気なんだろ?!」


まだだれもいない教室に翔の声が響く。


「・・・・うん。」


その瞬間周りがくらくらして息ができなくなった。


「「バタッ」」


その後のことはわからない。


でもきがついたら病院のベッドの上だった。


目の前には翔がいた。


~つづく~


『初恋スマイル』第十四章

トイレに閉じ込められた私は、ただ、じっとリン達の声がするのが消えるまで


まっているしかなかった。


だけど、何もされなかった。


ゆっくりと外に出ると、リンたちが待っていた。


「愛~翔と復活愛?」


よかったじゃん。


「実はさ、愛をビックリさせてやろうと思ってさ。」


私は、

「それにしても、ヒドイじゃん」


と言いたかったけれど、その場の空気を読んで言わなかった。


放課後、約束通り非常階段へ急いだ。


翔はまだ来てない。


約束には早すぎたかな。


そんな事を考えていると、翔が走ってきた。


「ゴメン遅くなった。」

「そんなこと無いよ。」


すると、翔は、ニコッと笑ってくれた。


そんな翔に見とれてると、

「俺のことそんなに好き?」


と言ってきた。


私は、少し答えに困った。


私は、

「・・・好き・・・」


と答えたら、


「『好き』じゃなくて?」


「「愛してる」」


あっ、ハモったww


私は、少し照れていると、翔が、こっちを見つめて来た。


「俺、死ぬまで、お前のこと守るから。・・・

18になったら、結婚してくれないか?」


これってプロポーズ?


「2日後に答え教えてね・・・」


どうしよう・・・


期限は、2日。


答えに迷ってしまった・・・



~つづく~

『初恋スマイル』第十三章

「俺、翔・・・」


そう電話があって学校に行きたくないと思った。


翔からの電話の内容はこうだった。


『俺、翔・・・』

「・・・・・・・なに?」

『あ、あのさッ、明日朝一であの非常階段のとこきてくんねぇ?話がしたいんだけど・・・』

「・・・・うんッ。。。いいけど・・・」

『じゃ、まってるからッ!!』


プツ・・・プープー・・・


電話は一方的に切れた。


何を話すのか怖い。


そのまま私は眠りについた。


_翌朝_


・・・イヤだな・・・


そう思いながら体を起こす。


でも行かなきゃ。


バスで翔と一緒になることはなかった。


それもそうだろう。


いつもは7:50に家を出るのに今日は7:00に家を出た。


学校に着き非常階段へといった。


「・・・」


誰もいない。


ケータイをいじりながら翔を待っていた。


「よお・・・」


しばらくすると翔が来た。


「・・・話って?」

「ああ、あのな。やっぱり俺、愛と別れたくねぇ。だから

 もう一回ちゃんと話し合おう。」


私の返事はすぐに思いついた。


「サワとの思い出・・・話してくれる?」


翔の顔は少し困っていたように見えたが口を開いた。


「・・・うん。話す。だからもう一度付き合おう。」


私は軽くニコっと笑い手をつないで教室へと向かった。


「今日放課後にまた話そう。」

「・・・うん。」


私もサワの家に行ったことを話そうと思った。


教室に行くとみんなが駆け寄ってきた。


「ねぇねぇ!愛!ちょっと来て!!」


翔と私の手を強引に引き離すとリンやジュラたちが私の手を引きトイレへと連れて行った。


「お前!!ふざけてんじゃねーよ!!!」


そういってリンが私のおなかをけった。


「え・・・?」


なんでまた・・・いじめ??


「え?じゃねーよ!」


そういって私はトイレの個室に閉じ込められてしまった。


~つづく~





『初恋スマイル』十二章

サワの部屋は生きてる時と変わらなかった。


翔とサワが楽しそうに笑ってる。


「私と付き合ってたときより笑顔だなぁ」


私は思った。


サワは、翔の事が忘れられなかったんだね。


私、気づいてあげられなかった・・・


無理して笑顔作ってくれてたんだね・・・


ゴメンねサワ。


私、サワの分までちゃんと生きるからね。


そのとき私は誓った。


サワのお母さんに一礼してから帰った。


「お腹すいたなぁ・・・」


久しぶりに感じる感覚。


そんなことを思いながら、私は自分の部屋に入った。


「愛ご飯よ」


1階でお母さんが呼ぶ。


私が、1階に下りると、お母さんはビックリしていた。


ご飯を一口食べると、お母さんが泣いているのに気づいた。


「何でないてるの?」


お母さんに聞いた。


「愛がご飯食べてくれたのがうれしいのよ・・・」


そんなに心配してくれれたなんて知らなかった。


今日は全部は食べれなかったけど、たくさん食べた。


明日はテストだ・・・


ちょっとブルー。


テスト勉強をしていると、ケータイがなった。


『090-・・・・』


見たこと無い番号だった。


出てみると、


『俺、翔・・・』


なんで?別れたじゃん・・・


明日は学校に行きたくないな・・・


翔に会いたくない・・・


~つづく~

『初恋スマイル』第十一章

サワが私のせいで死んだ。


そう思うようになって私の体重はどんどん減っていく。


食べ物を見ると吐き気がする。


体重は38キロにまで落ちた。


「愛、大丈夫?最近顔色悪いしどんどん細くなってるよ?・・・」


みんなの声が聞こえる。


でもそんなことは関係ない。


だって食べたくても食べれない。


「愛!!!お前!!ちゃんと食えよ!!死んじまうぞ?!!」


翔・・・・・・


「やめろよ!!愛・・・!!」


翔・・・。だって食べたくても吐き気がするんだもん。


食べられないよ・・・。


「そんな愛、見たくねー。」


え?


なんていった?


「・・・どうゆうこと?」

「そんな愛見たくねーよ!!なんでそんなんになっちまったんだよ!」


・・・。


なんで・・・かな?


「もう、、、なんでだよ・・・。」


二人きりの放課後の教室。


沈黙が続いた。


「もう、別れよう。」


・・・


別れる?


どうして?


「・・・どうして?」

「そんな愛見たくねーんだよ!!」


なんで?!


私たち、こんなに早く終わっちゃうの?


「やだよ・・・翔・・・」


あの日、サワが死んでいなかったらこんなことにはならなかったのかな?


その日で私たちは終わった。


足は勝手にサワの家へと向かっていた。


[谷口]


ピーンポーン


しばらくするとサワのお母さんが出てきた。


「ハーイ。あ、サワのお友達?」


「あ・・・はい。あのサワの部屋見せてもらえますか?」


そういって私はサワの部屋へといった。


(・・・!・・・)


サワの机には翔との楽しそうな写真が飾ってあった。



~つづく~