黒・白・透明はどこに入るのか
― 緑理論における無彩色の再定義 ―
前章までにおいて、
全波長可視が成立した場合、
色は緑帯域を基準とした変調として統合され、
最終的に残る色は緑のバリエーションのみとなると定義した。
ここで必ず生じる疑問がある。
黒・白・透明は緑ではないのではないか。
本章では、この疑問を整理する。
結論から述べると、
黒・白・透明は緑と対立する概念ではなく、
緑帯域における極端な状態として統合される。
黒の定義:極端な吸収状態
黒は一般に「色がない」と認識されるが、
物理的には色が存在しないわけではない。
黒とは、
- 光をほぼ反射しない
- エネルギーを吸収する
という状態である。
全波長可視の視点では、
これは次のように再定義される。
黒とは、
緑帯域を含む広い波長範囲において
吸収が極端に強い状態である。
つまり黒は、
深緑の極限状態として扱うことができる。
白の定義:広帯域同時反射状態
白は「すべての色が混ざったもの」と説明されることが多い。
しかし緑理論では、次のように整理される。
白とは、
緑帯域を中心とした広帯域において
反射が均一に高い状態である。
これは、
- 緑が存在しない
のではなく - 緑が最大限に含まれている
状態である。
したがって白は、
広帯域緑の総和状態として統合される。