子どもそれぞれに性格や能力の違いがあることを、一番近くで見ている親ならわかるものかと思いますが、、
我が家の場合は兄は勉強が比較的苦手ではないものの、暗記系は努力しないため悪い点数を取ってくるタイプでした。
妹は勉強が決して苦手ではないのですが、算数などで一度つまずくとそこから先に進めなくなってしまうところがあります。
兄はサピで最初の頃こそα入りした時もあったものの、基本は中規模校でαより少し下のクラスで完走したサピ的ボリュゾで第一志望のサピ偏56の大学付属中に合格することができました。
そして、兄が入学した中学校の中の様子を聞くにつれ、またその授業の難易度を知るにつれ
・・・入れたけれど、結構ギリギリ・・・
これ以上、難易度高い中学だったら、辛かったかも・・・!
というのを、日々感じております。
もしも、通常の偏差値プラス10 なんていう中学校に入って通ったりしていたら・・・
と思うと、なんだか恐怖で体が固まります。
人には、ペースというものがあるので、息子に無理をさせるような結果になっていた可能性があります。
今の中学では、中間・期末を通して、最低最悪のところは回避できているようで、とはいえ決して優等生にはなれていないのですが、それでもなかなか頑張っているなと思います
あのサピでガリガリのやり方に食らいついてきた息子が、中学に入るとこの位置なのか・・・
と、いう現実を見ていると、とてもではないですが、サピのガリガリで瞬時に戦意喪失させられている娘には、無理はさせられません。
もし、兄と同じように高偏差値の学校を志望して頑張りなさい!みたいなやり方をした場合、娘にとっては勉強というものが恐ろしくて怖くて辛いものにしかならない可能性があります。
彼女のペースを守ってやらせてあげる形を幼少期は取らないと、勉強自体に苦手意識がついてしまうかもしれません。
見ていると、とても良くできる部分もあるのに。
そして、そのガリガリでやらせて詰め込んでもし高偏差値帯の中学に入れたとして
その先、さらに本人が苦労をしたり、学校が嫌いになってしまったり、行きたくないなんていうことにならないとも限りません。
むしろ、自分より遥かに勉強好きな勤勉な同級生たちに囲まれて、劣等感を感じて辛くしんどい学生時代を送ってしまう可能性が高いと思いました。
世の中、すごい人が山ほどいるものです。あまり、自分の子供に過大な期待を押し付けすぎるのは良くないな・・・と、我が身を振り返り顧みる今日この頃です。
中学受験は、やってみるまでは親子とももちろん人生初の試みなので、
点数が取れればうれしくなり、偏差値や順位が上がれば舞い上がって もっともっと!なんなら御三家!早慶!と、子に期待をかけていってしまうものだと思いますが、
リアルに中学1年生となった息子を見ながら、大事なのは入った後 中高の6年間の出会いや過ごし方のほうだと、強く感じるようになりました。
特に、女子は早慶の付属の枠もとても狭き門で。。
そこを目指せなんていう過酷な重荷は、とてもではないですが娘には負わせられません。自分だって嫌です。入れた後もちょっと楽しいかどうか微妙に感じてしまいます。
女子と男子の枠の違いによる様々な選択肢の違いが生じることは東京育ちの東京子育て中の親ならば感じるところが多々あると思います。ですが、男女平等なんていうものがまだまだ実現に遠いということも想定した上で、娘にとっても最も生き生きと楽しく青春時代を謳歌し、人生の土台の自信や信頼を築き上げることができる中学高校を見つけてあげたいと思います。
偏差値が高くなくとも、そのように素晴らしい校風を持つ中学高校がたくさんあることも知っているつもりなので、、
そして、娘には娘の良さがあり、これからたくさんの可能性や景色を一緒に見ていける楽しさを与えてくれてありがとう、と思うと共に
息子には、親である自分も見たことがない景色を日々見せてくれて、ありがとう、の気持ちでいっぱいです。
まだまだ幼いところがあり、日々兄妹喧嘩や生活態度で叱られている息子ですが・・・
サピに退塾の連絡をした娘ですが、こちらには昔やっていたz会に加えて日能研の資料請求をしてみました。
息子の中学に、日能研から来ている子も少ない人数ですがいるようですが、みんな頑張り屋さんでとても利発な子達のようです。親である私たち世代からの安心感で言ったら日能研はそれはもう・・・絶大のはずですが、最近はサピや早稲アカに派手な実績は持って行かれているイメージでしょうか?
余談ですが、サピはどの校舎も都内では外国籍の方も増えていますね。お迎えの時や保護者会でも日本語ではない言葉が飛び交います。
競争社会、なんでしょうかね・・・
我が家は、子どもたちのやる気と自主性を伸ばしていけるようになんとか努めていきたいです。