※この記事の雰囲気作りに貢献する良き音楽↓
ミスチル 『Drawing』、 『隔たり』
映画RENTサントラ 『Without You』
m-flo 『let' go』
村治香織 『夏は知っている』 (映画 『思い出の夏』より)
今日で、大好きだった彼と別れて1年。
1年経ってしまった。
女子校を卒業し、大学に入ってから、ほとんどブランクなく誰かがいた。
今ほど自分のために全ての時間とお金を費やしていることはない。
それでもやっぱり、一緒に映画観たり、一緒にぐだぐだしたり、一緒に寝たり、好きな人のために胸が苦しくなったり、泣いたり、
どきどきしたり。
そんな風に心を動かされたいと思う。
この1年、あたしが心から好きだと思える人にはことごとくふられ、
あたしを気に入ってくれる人は、あたしを見ていない。
あたしの心じゃなくて、体という容器を見ているだけ。
もしあたしが、火傷で顔を失ったら、もしあたしが年老いてしわくちゃになったら、
あたしを好きだとは言わないだろう。
あたし自身を見てはいないから。
それを補うだけの中身がないから。
好きだと言ってくれる人に身を委ねてみた。
一目惚れのごとく惚れられただけに、飽きられるのも早かった。
彼の理想から少しでもあたしがはずれた瞬間、
彼の熱は始めから何もなかったかのように冷めていった。
好きな人が、いつかは私を見てくれるんじゃないかと願って、彼のそばにいるために「都合のいい女」になった。
そばにいられても、さみしかった。
この人には、あたしは見えてないんだ、透明人間のように。この人が触れているのは、中身のない容器。
そう思った。
どんなにそばにいても、この温もりはあたしのものじゃない、にせものだと思った。
結局いつも、満たされなくて、結局いつも戻ってしまうのは1年前の彼との思い出。それが原点になってしまっている。
友達のようだった恋人。
次にあたしが何を言うか、どんな反応をするか読める人。あたしがどうしたら喜ぶか熟知している人。
バカ話ばっかりしてても真面目モードも持ってる人。
そんなこと早く忘れたいのに。
思い出ばかり美化していく。
まだ忘れられないなんて。
あたしひとり、置いていかれる。