8月13日の夜、山西省臨汾市蒲県で、地元政府に勤める職員が運転する車が、道路を渡っていた夫婦に衝突しました。

夫婦のうち1人はその場で死亡し、もう1人も病院で治療を受けましたが、その後亡くなったそうです。

警察の発表によると、運転していた男性は酒を飲んだ状態で車を運転していました。

検査ではアルコール濃度が147.01mg/100mlだったとされ、さらに制限速度40km/hの道路を約52km/hで走行していたとのこと。

しかも事故が起きたのは夜だったにもかかわらず、車のライトをつけていなかったとされています。

これだけを見ると、かなり危険な状態で運転していたことが分かります。

男性は現在、刑事拘留されているそうです。

ただ、この事故が大きな話題になった理由は、事故そのものだけではありません。

警察は8月22日、事故の責任について、飲酒運転をしていた男性側を「主な責任」、亡くなった夫婦側を「一部責任」とする判断を出しました。

警察によると、夫婦側にも道路を横断する際のルールに違反する行為があったとされています。

しかし、遺族はこの判断に納得できず、再審査を求めました。

正直、自分もこの部分を読んでかなり引っかかりました。

もちろん交通事故では、運転手だけでなく歩行者側の行動についても法律上確認する必要があるのでしょう。

ただ今回は、運転手が飲酒していたうえに速度超過、さらに夜間の無灯火だったとされています。

その状況で亡くなった側にも責任があると言われれば、遺族が「なぜ?」と思うのは自然なことだと思います。

しかも運転していた人物が地元政府の職員だったことで、「身内に甘い判断なのではないか」と疑う人が出てくるのも無理はありません。

今回、遺族からの申し立てを受け、上級の交通警察部門が事故現場の調査記録や鑑定結果、証拠、最初の責任認定の根拠などを改めて確認することになりました。

警察側は、公務員であっても違法行為や犯罪の疑いがあれば特別扱いはせず、法律に基づいて厳しく対応すると説明しています。

最終的な結論は、再審査が終わるまで待つ必要があります。

ただ個人的には、こういうケースだからこそ、なぜ「主な責任」と「一部責任」という判断になったのかを、誰が読んでも分かる形で説明してほしいと思います。

事故で家族を2人も失った遺族にとっては、単に責任の割合を決めるだけの話ではありません。

その判断に十分な根拠があるのか、そして公正な手続きが行われているのか。

そこまで含めて、きちんと明らかにしてほしいです。

再審査でどのような結論が出るのか、今後も気になるニュースです。