うわーお、9月だぁ(ノ´▽`)ノ夏休み終わった~(^^)
でも、まだまだ智とカズの夏は終わらないぜ~(´∀`o)
も少し彼らの夏の海のアバンチュールをお楽しみください。
はぁ~、早くSplash!させたい(≧▽≦)






「もう少し、沖まで行く?」

カズくんを浮き輪に入れて、その縁を持つ。

今は胸が出るギリギリの深さの所に居る。海が苦手なの、と可愛く告白してくれたカズくんを一緒にくっついてるから大丈夫だよ、と宥めて進んできた。

かなり綺麗な海だけど、やっぱり足元はもう見えにくくて、カズくんの瞳が不安に揺れる。

「ちゃんと持っててよ、智さん」

「大丈夫だよ。もう少し進むね」

トントンと爪先で海底を蹴るようにして更に深いほうへ。
まだ明るいけれど、だいぶ西に傾いた太陽で水面がキラキラしてる。
浮き輪をギュッと掴むカズくんは、キラキラを目を細めて見ている。

「キレーだね。なんか、ヒカリの粒がダンスしてるみたい」

そう言って左手でぱしゃぱしゃと水を弾くと、ホントにキラキラ光がダンスしてるみたい。それを見つめるカズくんの瞳もキラキラ輝いて

「宝石みたい……」

「えっ?」

俺の呟きに振り返ったカズくんに、チュッとキス。とたんに白い肌がピンクに染まる。

「……智さん、なんか今日は大胆じゃない?」

「そうかなぁ。海に来て開放的になってるのかも」

「…………じゃあ、オレも……ちょっと大胆になろうかな……」

えっ?と思う間もなく、カズくんはスポンと浮き輪から抜け出て、俺に抱きついた。

「これ、持っててね」

そう言って渡される浮き輪の穴に腕を通す。

カズくんは両腕両足で俺の体にしがみつくようにすると、

「……大好きだよ、智」

そう言って瞳を閉じて、キスをした。