妹はどんどん黄色くなっていきました。
冷たくなり固まる身体。
摩っても摩っても、温かくなりませんでした。
骨と皮だけなんじゃないかくらいにガリガリに痩せていました。だから、身体の中から飛び出してきた腫瘍が更に大きく見えました。
死因はコイツだけではないけど、妹の身体を喰い尽くした悪魔のような細胞の集団。
妹の身体と共にコイツらも死んだ。
ガンって、そーゆーヤツらしい。
こんなに声を出して泣き崩れたのは初めてでした。
私は感情が欠けているかと思っていたけど、そうじゃなかったみたい。
フロアー中に響き渡る子供達の泣き叫ぶ声。
…の割には、子供達はさっさと帰って行きました
着替えさせてもらって、キレイにしてもらった妹に私はメイクをさせてもらいました。
病院からメイクパレットがもらえたので。
(普通のファンデとは少し違う感じがしました。特殊なのかな。)
まさか、妹が死んでしまうなんて思ってもない私はメイク用品など持っていませんでしたので。
冷たかった。でもほっぺは柔らかくて。
父と妹と私。
つい先日までとは違う空気。
そして、葬儀屋さんが迎えにきました。