ペーパーバッグと開放感。 | 小鳥のしあわせ大使館

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去年の7月ごろからちょくちょく英語を勉強しています。


なぜだかわからないのですが英語がすごく好きなので、

英語の勉強が全く苦にならないという類まれなる才能を持っています♪


ただ、英単語を暗記したりするのがものすごく苦手なので、

何か、楽しみながらボキャブラリーが増やせないかと考えていました。


で、先日図書館に行った際にハリーポッターのペーパーバッグを見つけて、

辞書を引きながら読んでいたら単語を覚えやすいということに気づいたので、

ならば自分でペーパーバッグを買ってこようということになり、今日近くの本屋に買いに行きました。



結局いろいろ迷った末に「ティファニーで朝食を」という小説に落ち着き、

近くのマックで辞書を引きつつ読んでいたのですが、このとき、自分が


「ものすごい開放感」を感じていることに気づきました!!


この「ティファニーで朝食を」の本はアメリカではポピュラーな(といってもよく知りませんが・・)

「ペーパーバック」という種類の本で、


ものすごく安っぽい表紙と、

ものすごい安っぽい紙に、

ものすごく安っぽい印刷がなされている

ものすごく「アメリカ的な」文庫本ですが(けなしているわけではありません)


自分が今感じている開放感の原因は、この「安っぽさ」にあるのではないか、という考えに行き着きました。


普通、日本で言うところの「本」というものは、


表紙がしっかりしていて、

上質な紙に

きれいで繊細な印刷がなされている、


存在全体が「読書はすばらしいですよ!!」と

やさしく、しかし威厳にみちた表情で語りかけてくるような見た目だとおもうのですが、


その常識をことごとく打ち破り、

「内容がすばらしければそれでいいんだ!!」という主張のもとに

可能な限りのコストパフォーマンスを追及したある意味「ストイックな」表情さえ見せるこの

「ペーパーバック」に、F-1レーザーの研ぎ澄まされた横顔さえ感じてしまうのは僕だけではないはず!


まあとにかく、汚してもいいし、持ち運びもしやすいし、気取らずに本を読めるという点が、

好きなんだと思います。

本はただの「情報」だし、内容がわかればそれでいいと思うので、資源の問題やエコの問題を踏まえて、本も簡易包装にしていってほしいなあと、思いました。


こんなことを彼女に話したら、「わかるわかる!!」と共感されました。

やっぱり類は友を呼ぶんだなと改めて思いました・・・。


この「見た目を気にしすぎる」というところに、日本の抱えている閉塞感の根本があるのではないだろうかと、

なんとなく哲学的な思考をしてしまった夕べでございました。