勝手に解釈。

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好きな歌の歌詞を勝手に解釈してます。

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今回はチャットモンチーのウタタネ。



個人的には重たい愛の歌だと思うのですが、それがこんなに可愛い曲になっていて、そこがまた好きだったり。



うたた寝は、半分は現実で半分は夢を見ている状態です。
恋は夢を見ているような心地にさせてくれますが、好きな人とだけ関わっていくわけには行かず、現実からは離れられません。

そんな夢と現実の狭間で生きているお話。


 



ウタタネ


作曲 橋本絵莉子
作詞 福岡晃子




囲っていてくれ ずっと
正しくても 間違っていても
ぼくは きみの中に 囲われていたいだけ


(ずっと縛っていて。
例えそれが周りの人にとって間違っていると思われても、
ぼくはきみに縛っていて欲しい。)


望んではいないのに
きみは鍵を開けて
ぼくを放とうとする


(ぼくは望んでいないのに、
きみは束縛を解いて
ぼくを自由にしようとする。)



ここに居たいだけ
きみの中に囲われて
うたた寝していたいだけ


(きみのそばに居れればいいのに。
きみのそばで夢心地でいたい。)




囲っていてくれ ずっと
正しすぎて 傷ついてしまっても
ぼくは きみの片隅で 羽を休めたいだけ


(ずっと縛っていて。
自分の間違いに気がついて傷ついてしまっても、
ぼくはきみのそばにいれるなら安らげる。)



望んではいないのに
きみは笑顔のままで
ぼくを放とうとする


(ぼくが望んだわけではないのに、
きみは当然のように、
ぼくを自由にしようとする。)


土も水もいらない
照らし続けていて
春の中に捕らわれて 安らかに 穏やかに


(きみ以外は何もいらない。
ずっとぼくの光でいて。
きみの温かさの中で安らいでいたい。)



大きな空に夢はないさ
きみのほうが 広すぎて
羽ばたく理由はなくなった
自由にしないで
自由の空にきみはいない



(この世界には何もない。
きみがいないなら意味はない。
きみがいなくなるなら自由なんて要らない。
ずっと縛ってくれていていい。
縛りを解いた世界にきみはいない。)





囲うって、束縛とはまた意味が違うとは思いますが、他に言葉が見つからなかったので縛りと表現しています。


縛られていたいぼくと縛りを解こうとするきみ。

束縛って、周りの人に話すとそれは間違っているだとか、やめた方がいいって言われると思います。一般的には良くは思われていないので。

そして自分の間違いに気がついた"きみ"は、束縛を解こうとする。正しくなろうとする。けれど束縛に愛を感じていた"ぼく"はそれを嫌がる。


正しいからといって幸せになれるかは別問題だと思いますから、難しいですね。



きっとこの歌の"ぼく"は、"きみ"のことが好きでたまらないのだと思います。きみがいればそれでいいという思いが伝わってくる。


"ぼく"には世間が求めてくる正しさが鬱陶しいのかな…。間違っていてもいいからきみのそばにいたい、そんな切実な思いが感じられる。



他の人になんと言われようと、二人がそれでいいならいいと思います。恋愛に正しさも間違いも、大差はないと思います。

道徳的であってほしいとは思いますが。