ポータブルトイレを早急に準備出来たまでは良かった。
その報告を妹にしたとき
「で、誰がそのトイレの後始末をするの?」
「もちろん俺だけど?」
「本気でそれが出来ると思ってるの?」
「自分の病気のこと、もう一度考えてみて」
親父のことで頭がいっぱいで自分のこと何も考えていなかった。
僕には生きていく上で制限がある。
やってはいけないこと。
動物と接触してはいけない。
動物や人間の糞尿と接触してはいけない。
貯水槽タンクなどの菌が繁殖しているところに入らないこと。
これがあるから一人暮らしをし潔癖なまでに清潔を保っている。
清掃業と言っても家の掃除ばかりではない。
貯水タンクや動物の糞尿の除去など特殊なものもある。
健常者ならば自分の身体に入っても駆除する力を持っているが
僕の身体には有害にしかならないのです。
そんな僕が親父の下の世話など出来るわけがない。
今更ながらに思い知らされました。
「人のことばかり考えるのもいい加減にして!」
そう、全く自分のこと考えていませんでした。
もう、これ以上は僕に出来ることはないんだなと実感しました。
妹と話した結果、親父には施設へ入ってもらうよう
説得することにしました。
もう限界なんだなと思い知らされました。