産後ドゥーラと他の母親サポートサービスとの違い

 

※ここで記載されている内容は産後ドゥーラ養成講座の受講生の私見であり、各自治体や民間企業によりサービス内容が違うため、必ずしもこの回答が正解ではないことをご承知おきください。

 

●家事代行サービス

サポート内容は家事作業のみで人のケアは対象外=ビジネスライク

・価格が明瞭

・料金は高め

・作業者が指定できないケースもある

 

●ベビーシッター

・赤ちゃんに特化したサービス、ママのメンタルケアは範囲外

・対象者が0歳児~中学生

・専門家(登録先の企業による)

・価格がピンキリ

・ママが不在でもサービスできる

・サポート場所が選べる

・オプションサービスが充実

 

●ファミリサポート

・基本的に子供達の送迎と預かりサービス、家事はやらない

・地域のボランティアが多い

・サポートしてくれる人を選べない

・料金は安い(800円~/時間)

・専門家ではないためスキルにばらつきがある

・訪問しない

 

●産後ドゥーラ

ママのメンタルを含めたサポートが最優先、家事、上の子のお世話も可能

・個人事業主のためオプションサービスも色々

・料金は高額(3,000円/時給が相場)

専門家(産前産後の体のこと、調理実習、会計処理など)

・長期契約になりやすい(1歳半以降の幼児のお世話、預かりも可能)

 

■産後プランニングの方法

 

産後プランニングとは産前からママと関わり、産前産後を安心して過ごしてもらうことが目的。産後の心配事などをヒアリングして不安を解消したり、ママが想定してない準備をお伝えする。

 

産後はメンタル・身体とも平常時ではないため、産後の過ごし方を考える余裕がなく、緊急性が高いサポートを求められ、ヒアリングが十分にできないため細やかなサービスがしにくい。産前のうちに産後のことを考える(産前プランニング)ことが望ましい。

 

お客様(ママ)のことを知るだけでなく、産後ドゥーラ自身のことを知ってもらう機会。産後ドゥーラといってもそれぞれ強みやキャラが異なるため、自分が出来ることと出来ないことを知ってもらうなど、お客様の期待に合うかどうか擦り合わせをすると良い。

 

■産後ドゥーラを3分間で説明してみよう

 

※こちらはあくまで私の意見のため、これが正解というわけではありません。

 むしろこの後、内容をブラッシュアップして理解を深めようと思っています。

 

想定する聞き手:行政=ファミリーサポートの担当者編

 

産後ドゥーラとは産前産後のママをサポートするプロフェッショナルです。

日本では認知度が低いサービスですが、欧米では同様のサービスが普及しており、

欧米のママたちが出産後早々に自宅に帰るのも訪問型の産後ケアがあるからです。

日本ではこれから広まっていくでしょう。

 

現在、世の中では共働きの夫婦が6割で出産年齢も高齢化しています。

昔であれば出産したら母親に赤ちゃんの面倒を見てもらうことが当たり前でしたが、

ママの高齢化に伴い両親も高齢化しておりサポートを頼めないこともあります。

またパートナー(旦那さん)も働き盛りで仕事で重役についている年齢になり、

パートナーにもサポートを頼むのが難しいことがあります。そうなると、

産後ママは孤独を感じるようになります。事実、11人に1人が産後うつになるという

統計が出ています。

 

産後ドゥーラはママの気持ちに寄り添うことを最優先し、家事全般・上の子のお世話、ドゥーラが居なくなった後のパートナーを中心としたママのサポート体制の構築支援も行います。産後ドゥーラは約70時間に及ぶ養成講座(座学と実習)、面談をクリアし「ドゥーラ協会認定産後ドゥーラ」の有資格者(専門家)です。

 

行政や民間でも母親サポートサービスはあります。産後ドゥーラのサービス範囲と

一部被る部分はありますが、お互い補完しあえるサービスです。行政と民間が一体と

なって、ママの妊娠期~育児期まだ切れ目ないサポートを実現していきましょう。

ママと赤ちゃんが幸せに過ごせる環境をともに作って行きましょう。

 

※そのほか受講生から上がったキーワードは写真のような感じでした。

 とにかく「母親を中心に据えたサポート」です。

 

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■傾聴講座

 

何気に毎回楽しみにしている傾聴講座。学べば学ぶほど人間の心理というか、

人間臭さを知る機会になり興味深い。

 

前回は「共感・まずは受け止める」というのが主題だったと思うが、共感しているだけだと話が終わらないこともあるので、共感の先のアプローチについて学ぶ。

 

とその前に、大前提として自分と相手は違う存在だということを理解する。

自分だったらこうして欲しいとか、自分基準ではなく相手がどう感じているかを考えることを忘れてはいけない。自分と相手は違って当たり前なのだ。

 

共感はとても大事なことだが、場合によってはマイナスに働くことがある。

なんと9.11の被災してカウンセングを受けなかった人の方が、カウンセリングを

受けた人よりも元気になったという事実がわかった。つまり、不必要にマイナスな

感情を引き出したり、引きずらせるのは元気にさせるには適当でない場合がある。

また阪神淡路大震災で子供をなくした親御さんにアンケートをしたときも安易な

同情はしてほしくないと感じたそうだ。むしろ、悲しい時に悲しみにふける時間が

欲しかったのだそう。そっとしておいて欲しいかったそうだ。

「あえて気持ちに触れない」対応。…傾聴の難しさを感じる。

 

さて共感の先のアプローチとしては、相手の目指す目標(価値)を目指すというもの。目の前の困りごとに悩んでいるとして共感するだけでは困りごとは解決しない。

相手が目指す価値がわかれば、短期的には困りごとを大きくするかもしれないが、

長期的な視点で見れば目指す価値が得られるということであれば、そのアプローチを

提案することも可能だ。

 

この日も盛りだくさんな1日だった!けっこう頭が疲れたぞ!