田中礼美Blog -31ページ目

【手紙】

さよならの言葉は 最後の足跡
七月の雨は静かに 降り続く あなたへと
心で繋いだ 永遠は遠く
思い出だけを残して 人は旅立つもの

駆け出した あなたの背は
今どこへ向かって 歩いて行くの

長い階段を登って 僕らはどこへ行くのだろう
今はただ 昨日まで共に笑った分の涙が 溢れ出すだけ


''過去は過去''だと 
言えるようになるまでには きっと
たくさんの時間が必要なのでしょう

今ならわかるのに あなたが言った
明日という日は とても遠くにあったということ

時は流れてく 止まることなく 思いをさらって行く
居場所を失くした 約束は今も さ迷ったまま
空を見上げてる

瞑った眼に映る暗闇に あなたを呼んでも
どんな言葉でもいい ただ 
あなたに届いてほしくて


高い空よりも どんなに綺麗な花よりもあなたの
その声に励まされたと 滲んだ文字 最後の言葉を
僕は胸に抱いて

長い階段を登って 僕らは明日へと歩き出すよ
あなたと巡り合う その日へ向かって
いつかの明日へ 思いを運ぶよ