時は、年を越す数時間前に遡る・・・。


私は入手したばかりのカードに慣れるため、

大晦日というちょうどよいタイミングの節目に、カードを切ってしまった。


新しいカードはいつも新鮮で、様々な発見がある気がしてならない。

初めて扱うこの瞬間が、楽しみのひとつなのである。


自然に落ちた3枚をめくり、パラリと解説書を開く。

それを読むたびに、ものすご~い残念感と溜息が零れる。と同時に心の底から有り難さを、しみじみと感じてしまうのである。

これを、私は“後悔”と呼ぶ。



日本の神託カードでは、

『富士山・吹き上げるマグマ・神々がおりる大地』というご神託を。


女神のオラクルカードでは、

『メイブ(周期とリズム)・カーリー(終わりと始まり)・イエマーニャ(黄金のチャンス)』

いうご教示をいただいた。

富士山は雲隠れせず表に立つ、マグマは古いものを壊し新しきを作る。
極めつけは、神社などに行き神々とつながりなさいという意味であった。

何故か女神カードの方も、

メイブ〈チャンスの扉は開かれる、一歩踏み出せ〉、カーリー〈古いものは終わる、前に進め〉、極めつけはイエマーニャ〈受け入れてよいと認める〉という、似たよ~うな意味合いであり。



これはつまり、『さっさと隠れるの止めて、表舞台に出ろよコノヤロー。
年明けたら神社にお参り来いよコノヤロー。』と神様はおっしゃり、

一方女神さまは『扉はもう開いてるから、はいどうぞ~止まらずにお進みくださいね~』と言いつつ、

グイグイ押していこうとなさっているんだろうなぁ・・・という感覚に陥った。



私は“いいカード”が出ると・・・とても恐いのである。

もちろん恐怖とは違うけれど。

“いいカードが出れば悪いカードが出る”とか、“うまくいった時のリスクが恐い”とかでも無い。


ただ『進みなさい』、『大丈夫』、『認める』などと前面的に肯定されるのに弱いだけ。

このような言葉は、ものすご~く心の奥が反発するのである。


もっと言うと、いい状況になれていない。

裏があるのでは?と考えてしまい、返って警戒してしまうのである^^;



さてさて、そんな去年の事はさておき・・・

今日引いたカードが『ヤタガラス』だったことを説明しよう。


なんとこのカードはもう“速やかに行動せよ”とある。

留まらず、迷うことをやめ、風にのる。

風向きに沿って運ばれるかのごとく、行動していく事を示す。


カードを見ても、本当に展開が速くなってきたなぁと感じる。

自分の心が走り出したら止まることはない、進むだけまたは加速していくだけだ。



これから私は一層強い追い風に身を任すだろう・・・。



さて、貴方にも風は吹いているだろうか?


追い風だろうか、向かい風だろうか、それとも止んでいるのか。


貴方の心が向かいたい方向とは?


風は貴方の心のままに、貴方を案内するだろう。



それを問いかけ、“風吹くままに生きる”のもひとつの生き方かもしれない。