題の通り。

そもそも個展をするにはいくつかクリアする条件がある。
①予算
②運搬(搬入搬出)
③場所、在廊の負担
④作品の制作
⑤集客の見込み

個展やったことない私でも既にこれだけすぐにマイナス要因たる理由を思いつくのだ。

人それぞれだが私にとって難易度が高いのが
④で小作なら最低20作はないと難しいだろうにそれを用意するのに確実に一年以上かかる。
すなわち、私には制作力がないに等しいのだ。

これではもう実力のないフェルメールみたいなものだ。
オランダでなくとも笑い者になる。

インスタのフォロワーは1300人いる、来てくれそうな知り合いもいる、いくつかのアートコンペにも通った。
しかし、これだけやっても客なんぞ来るわけがない。

そもそも、これは私に限らず個人の個展に顔を出そうなどと敷居は高いしそもそも興味がないから行くわけないのである。

なんで、そんなことがわかるのかって?

私が何よりそういう人間だし、周囲の人間はさらに薄情たることを直に聞いているからだ。

高い絵を購入させられる可能性があって、密室で、しかも他に客もいなくて、好きな作品でもないのに感想を求められたりしたらこれはもう地獄の苦行だ。
今すぐここから帰りたいと脂汗がわき出ることだろう。

すなわち、これらを引き起こさないための緩衝材として、グループ展にして少し売れてる人を混ぜてみるとか、サクラをバイトで雇って和やかそうな雰囲気にしてみるとかあるけど、私とグループ展をやりたいという人なんていないし、後者の手段はどうにも気が進まないのである。

というわけで個展開催の見通しがなかなか立たないのである。

愚痴である。