あした会議振返り | 斜め上から目線

斜め上から目線

(旧 迷探偵タケナンの「真実はいつもひとつ」)

昨日、今日とサイバー・バズのあした会議に参加しました。

鉄は熱いうちに打て、というので熱量がさめないうちにログを。

※一応。あした会議とは、サイバーエージェントの制度の1つで、役員がそれぞれチームを編成し、新規事業/社内制度/人事案などのお題に対するアイディアをコンテスト形式で競う合宿のことです。これのサイバー・バズ版。


まずは、結果は、2位。

初日ダントツの最下位から、大きく盛り返せたなと思いましたが、
まだまだつめ切れていなかった部分もあり反省。いい勉強になりました。


学びとして、強く感じたことを3点まとめます。


1.経営視点                                        
これが最も大きかったです。
いままであした会議に参加してきましたが今回ほど、経営視点で物事を考えたことは無かったと思います。

これに気づけたのは、初日が終わって最下位でどうしようとなった夜。
遅すぎましたね、、。

それまでは、"自分が"会社のここが問題点だと思う、という視点から提案を入れていましたが
それは自分フィルタのもと提案される、経営者視点じゃない提案だったと思います。

社長だったら、今、大きな目標があるなか、(死ぬほどある)検討課題の中で
何にてこを入れたらいいのか、またその手法は何がいいのか、
という視点で物事が考えられたときに大きく視点が変わったように思います。

※だから今回出さなかったちょっと大きめの議題は、後日改めて出そうかな。。


2.あした会議で決議すること
アイデアをまとめる上で、最も意識したのはコレのような気がします。

あした会議は、普段役員会で十分に検討し決議するようなことを、その場で決議すると言うところにおもしろさとすごさがあると思っています。

アイデア自体は、正直50個くらいまとめたような気がしますが、
そのほとんどが
「そんなのあした会議で決議することでもなんでもなく、やれよ。」
という感じのものでした。

例えば、スキルアップが問題だとして、スキルをあげるために社外の勉強会を徹底します、
みたいな案は、現場で勝手に決めてやってくれと。そこに費用がかかるなら稟議時にプレゼンすりゃいいだけの話だから。と。

あした会議レベルに昇華させるには、それが半ば強制的にスキルアップさせられる仕組みが導入され、それによってスキルをあげざるを得ない(うちでいうと、そうしないとかっこ悪い、示しが付かないと言うケースが多いかな?)、かつそれが実装されることによって、そのスキルアップの事象だけでなくチームの一体感やベクトルの統合まで取れるようなウルトラC案である必要がある提案でなきゃいけないと感じました。

これが本当に難しい。こういうキードライバーを見つけテコを入れると、大方の問題が片付くというようなアイデアは本当になかなか出せないものですね。


3.見える視野が広く深くなる

プレゼンしてないアイデアの1つなんですが、正直おもたくて、アイデアも浮かばなくて、憂鬱で、先延ばしになっていた事案があるのですが、それは僕の中では大きなボトルネックになっていたと思って、先週はほとんどそのことについて考えていました。

ウルトラC案はなんだ、と。

これは普段の生活では、本当に考えるが憂鬱になるので避けたくなりがちなのですが、
そこに向き合わざるを得ない状況となり、あした会議という期日がある中で言うと決めざるを得なくなりました。

そのために、色んなヒアリングをして、データを分析して、裏づけを取って、実現可能性を検討して、骨子程度はまとまったので、とても事業について真摯に向き合い、深く掘ることが出来たと思います。

また同様に、あした会議はチームで行うのですが、職種、役職などが異なる人で集まっているとAという事案について、まったく違う意見が出てくるので、なるほどと思うことがあまたありました。



もう、本当にしんどい、先週1週間でしたが、みのり多い会議でした。
今日は、ガマンしたビールを飲んでスカーンと寝ます。
お疲れ様でした。



※小河原グループとても良かったです。皆さまお疲れ様でした。
小河原さん、ファシリテートと、コミットメントは本当にさすがでした。小河原さんのマイルストーンの置き方でアイデアの構成がなされたなーと、深く思ってます。
平井さん、経営管理視点からの冷静な判断のおかげで、とても思考をニュートラルに持っていけました。
グロさん、終始いじられて癒されました(アイデアももちろんですが。)あのずーっと張り詰めた議論の中、もめなかったのはグロさんがいたからのように思います。
大橋、まだこういった事案を考えるのは慣れてないかもしれないけど、大橋にしか出せなかった鋭い提案が多く、純粋にすごいと思いました。絶対自分じゃ出せないと思ったよ。