〈我ながら面白いじゃんね〉と思った過去記事の再掲です。

痒いところをガリガリ掻くと、なんであんなに気持ちいいんでしょうね？

基本的に、ヒトの体の機能には無駄がないと思っているんですよ。正確には、〈生命維持を至上命題として、そのためなら愚直に何でもやる〉って感じでしょうか。

そのため、たまに「違う、そうじゃない」となることありますよね。アレルギー反応とか、その典型です。あれは、免疫反応の誤作動です。体の主張としては、

「いや、これアカンやつやん？アカンやつを体外に排除しようとしただけやん？何でそんなに怒るん？🫨」

ってだけで、悪意はないんですよね😅

「お腹空いたの？これ、食べな？」と満面の笑みでグチャグチャになった食べかけを渡してくれる幼子のようなものかと。

で、〈痒い〉とはどういうことなのか。

体は何を目的として〈痒い〉という皮膚感覚を惹起するのか。その要求に従って掻くと〈気持ち良い〉というご褒美まで提供してくれるからには、よくよくの理由があるに違いない。

虫刺されが典型的だと思うんですが、あれは多分、表皮近くにある異物の除去が目的なんですよね。物理的にガリガリと異物を取り除け、という指令なのだとすると納得できます。

筋肉だの関節だのをメインに語ってきたのに、なぜ唐突に〈痒み〉の話を持ち出したのかというと、筋肉や関節をほぐしたり動かしたりしていると、離れたポイントが痒くなることがあるんですよ。

小指をほぐしているのに、背中が痒くなってくる、とか。

で、それに従って背中をモゾモゾ掻くと、驚くほど筋肉が柔らかくなっていて、揉みほぐしやすくなっていたりするんです。

ってことは、「今！ここが！揉みほぐし時！」と体が教えてくれているのかなぁ…なんて思ったわけです。

何の根拠もないんですけど。

これが『体の声を聞く』ってこと？

それにしても、肩甲骨の内側とか、どうにも自分では手が届きにくい場所があるって人体のバグですよね。カバみたいにゴロンゴロン転がれば良いのかな🤣

【過去記事】『痒い』と感じる意味